今日はドライブに連れて行ってもらいます。
今回、事前に「シシングハーストに連れて行って貰える?」と頼んでいた。
シシングハースト・キャッスル・ガーデンはその美しさでイギリスでも有名な庭。
9時過ぎに家を出て、しかしシシングハーストの前にロイヤルタンブリッジウェルという町に寄ってもらう。
ここは「イギリスの可愛い小さな町」をPに訊いた時に名前が挙がったところで、シシングハーストの途中にある。
せっかくなのでここにも連れて来てもらった。


昔は温泉保養地としてにぎわったそうだ。なのでこじゃれた建物が多いんですね。
温泉はいくつかを除いてもう出なくなってしまったところが多いらしい。
昔の衣装を着た人懐っこいガイドさんが教えてくれた。
エリザベス朝の庶民の衣装なのかな。温泉の発見が1606年だそうだから。
着いて早々、まずはお茶。

土日はいつもなのか、それとも行った日がたまたま「ハーベスト・フード・フェスティバル」というイベントの日だったからか、
狭い広場にはカフェのテーブルが並び、屋台がたくさん集まっている。
座ったカフェの、わたしの正面のクッキー屋さんの屋台が気になって気になって……
何が気になったかというと、左端にある、何かを挟んだクッキー。


どうにもたまらず1個買ってみたところ、挟んであるのはマシュマロでした。
クッキーはカントリーマアムをもう少し固くしたような食感で(「ステラおばさんのクッキー」の方が近いか?)、
大きさ的にもかなりボリュームがある。けっこうウマイ。
PとJにも一口ずつ味見。……というかこの場合、3つ買って1人1個とするべきだったんだろうか。いまさら。
Pも「あら美味しいわね」と言って、家族会のために6個買った。1個2ポンドだけど、3個買うと5ポンドになってお得だから。
主婦感覚は全世界共通。
天気が良くて外でのお茶は気持ちよかったです。
お茶の後、屋台を冷やかす。



狭い広場のわりにけっこうな数の屋台が集まっていて楽しかった。
ギリシャ料理とかインド料理とか、各国屋台も出てたよ。ここで世界一周とか試みたら面白かろう。
あ、でも日本料理はなかった。
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広場からほんのちょっと離れたところに町の教会。
ここはヴィクトリア女王も王女だった頃に訪れたところらしい。


小さな教会。
ここには“祈りのコーナー”なるテーブルがあって、それがなかなか面白かった。

Pが説明してくれたところによると、ここは祈りと瞑想の場だそうだ。
説明板にはその他に「もちろんただ休んでもいいですよ。あなたの忙しい日々から解放されて」と書いてある。
テーブルの上の小物は、もし必要だったらお使いくださいということで置いてあるそうで、
十字架を握ってお祈りするのもいいし、ろうそくをつけてもいいし、花を見つめて癒されるのもいいし、
石を握って……?なんだろう、あんまりキリスト教っぽくない気がする。当然聖書もある。
Pも珍しがって写真を撮ってたくらいだから、少なくともイギリスではあまり見ないセッティングだと思う。
わたしもキリスト教圏各国の教会には数多く行ってるけど記憶にない。絶対ないとは言わんが。
この教会独自の工夫だろうか。
お昼前くらいにロイヤルタンブリッジウェル発。