京都/Kyoto:2016

2.しかし大阪から始まる。

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京都旅行!とか言いつつ、一日目(10月5日)は大阪に終始するのであった。

京都・奈良には何度も行ってるのに、大阪は通算3日くらいしか行ったことない。
それも、中学2年の時に親に連れられて大阪城、中学3年の時に伯母に連れられて梅田の地下街、20代の頃に住吉大社。
……うわー、何だ、京都・奈良に比べてこの執着の少なさ。

大阪には伯母も従姉も住んでるのにねえ。
まあ行ったという意味では、梅田の地下街に連れて行ってもらった時は千里の伯母の家に1週間くらい泊めてもらったわけで、
(しかしそこから京都に通う。伯母の家から4日ほど一人で京都を回ったのが人生初の一人旅。)
住吉大社に行ったのは、南港に住んでいる従姉の家に泊めてもらったから。
(しかし住吉大社の後はすぐ神戸に向かう。)
中2の時はその従姉の結婚式で大阪に泊まっているので、滞在日数で数えれば10日程度か。

大阪にもいくつか、一度行っとかないと!という場所があり、それが東洋陶磁博物館。
テレビを見てるとたま~に収蔵品が出てきて、小さいながらもそれなりにいいもんを置いているらしい。
しかし大阪の目的地の筆頭が東洋陶磁美術館っていうのも、多分日本にわたしくらいだろうな。
規模の大きい美術館では全然ないしね。

あとは四天王寺。聖徳太子ゆかりの寺だから一度は行っとかないとと思っていた。

3番目はようやく普通の観光地、海遊館。水族館好きなので。

以上、大阪の今回の目的地は3ヶ所。
他にも大阪城、ミナミキタ、とか……時間があったら行ったかもしれないけど割愛。

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7:10に家を出る。飛行機の時間にはだいぶ早めだけれども。

前に利用した1日300円の駐車場は廃業したらしくネット上で情報が拾えない。
時間があったのでその辺りも一度通ってみたけれど、やっぱりないようだ。
まあいかにも臨時という雰囲気はあったからな。

仕方がないのでコインパーキングを利用する。ごく普通の、どこにでもあるコインパーキングなので無人。
当然送迎なし。空港まで徒歩10分と書いてあったが、実際にの場所からは空港のビルも意外に近く見え、
荷物もないので余裕。特に遠いとも感じないで到着。

そう。今回は荷物がないのです。
何しろ6泊7日だと、国内とはいえそれなりに荷物がいる。わたしの持っているキャリーケースは、
キャリーケースとしては大きめだが、やはり小さくて行きから中身が100%になりそう。
それだったら普通の海外用のスーツケースに中身ガラガラで持って行った方が、心置きなくお土産も買えていいんじゃないか。
いや、さらにむしろホテルに宅配便でが~んと送りつけてしまえばいいんじゃないか?
ピーチ航空は手荷物別料金で片道1800円もかかるんだもの。

スーツケースなんて重いもの、どれだけ宅配料金がかかるんだ?と多くの人は漠然と思っていると思います。
わたしもなんとなくそう思っていた。なので今まで利用したことはなかった。

が、ヤマト運輸は親切な料金体系を導入してくれている!
ゴルフ・スキー・宿泊施設向け宅急便という設定があり、
スーツケースは160サイズを超えない限り、120サイズ適用。
そうするとうちから京都までは往復宅急便のお申込みで3040円。持ち込み割引100円引いて、2940円。
ピーチで荷物預けるより、はるかにお安いですわよ、奥様!

しかも手ぶらだよ、手ぶら!コインロッカーを探す必要なし!
今回の東洋陶磁美術館→四天王寺→海遊館というコースだと、そもそもコインロッカーに預けるチャンスもなかったりするのだが、
その旅程をずっとスーツケースを引きずって歩くことを想像するとコワすぎる。
そのコワさから解放され、身も心も軽い!

ああ、今までなんでそこに気づかなかったか!熊野に行った時なんか、スーツケースの扱いに相当苦労したじゃないか。
その時に知っていれば……。くうう。(今頃になってすごくクヤシイ。)

まあ面倒っていえば、出発2日前に荷造りして出してしまわなければならないこと、
帰りは翌日に会社にお土産を持って行けないことですかね。
でもデメリットに比べてメリットの方がずっと大きい。今後はピーチ使用の際は絶対にそうしよう。

……決してヤマトの回し者ではありません。しかしあまりにも利便性が高かったので、ぜひ皆様にもおすすめしたい次第。

9:10に仙台空港離陸。10:40関空着。関空も2年ぶりだなあ。

海遊館には入館料とセットになったOSAKA海遊きっぷなるものがある。蛇足だが海遊と回遊をかけているのだと思われる。 
当然お得なんだろうと思ってそれを買う気満々なのだが……

なにしろきっぷの種類が多い!多すぎる!
数えてみたら11種類ですか。大阪市内版から始まって、阪神版、近鉄1・2版、南海版と……
そして料金設定が微妙に違う。

これってさ!他地域の人には、わけわからないと思わない!?
土地鑑ないんだからさ!自分がどれを買ったらお得なのか、サッパリだよ。
いくらお問い合わせは海遊館インフォメーションへって書いてあっても、海遊館に電話して、
「わたしはその日、こことこことここに行って、そして京都で泊まるつもりなんですけど……」って
旅行相談をするわけにいかんでしょ!

まあわたしは本当は京阪電車版を買いたかったのね。最終的には京阪で京都へ行くつもりだったから。
でも空港インフォメーションで聞いたところ、京阪版のOSAKA海遊きっぷは空港では売ってないらしい。
(あれ?わからないのでどこどこの窓口へ行って下さいって話だったかな?けっこう時間が経ったので記憶があいまい)
なのでめんどくさくなって……南海版を買いました。

最初の目的地が四天王寺なので、当初の予定では天王寺までJRで行く予定だったけど、
もう南海で新今宮駅で乗り換えて、そっから天王子でいいわ。
安く行くなら新今宮での乗り換えが必要で、そのためには別の駅までちょっと歩くらしいけど、
駅員さんは「すぐです」って言ってたし。
3010円だった。これで高くなるのか安くなるのか、サッパリわからない。

しかし南海に乗ったはいいが、新今宮を一駅乗り過ごし。
戻ってみたものの、南海の窓口の人が言った、地上に出て地下鉄御堂筋線に乗り変えて、の乗換駅が見当たらず。
ここで地下鉄御堂筋線に乗れば、それはOSAKA海遊きっぷの守備範囲内なんだけど、
わからなかったので別にお金を出してJRにて天王寺駅へ。

その過程のどこかで撮った通天閣。けっこう遠い位置をズームで寄って撮影。
なんとなくウルトラマンを思い出してしまうのはなぜだろう。
主にウルトラマンの怪獣は東京近辺を荒らしまわっていたはずだが。
(しかし怪獣さんに公正に言えば、東京近辺をご訪問なさっていたのだと思われる。たまたま地球に観光来たら理不尽にも
問答無用で攻撃されるから、自らの身を実力で守っていただけで。そして命をお落としになる……)
あ。昭和な雰囲気のせいか。

10:40に関空に着いて、関空を出たのが11:26で、最初の目的地、四天王寺には12:45に着いた。
のんびり来たからだとはいえ、少々グダグダ気味。

門前のお宅の花がきれい。

しかし四天王寺は絶賛工事中。

何とか邪魔にならないアングルを選んで写真を撮る。
写真に音は写らないが、工事の音がかなりウルサイですよ。
お寺を見ようというのに、この騒々しさはかなりマイナス。でもまあさくっと見るだけなので。

一応宝物館には入った。入場料が500円で、通常であれば多分入らなかったと思うけど、
OSAKA海遊きっぷで500円→200円に割引。それなら入ってみようかと思った。
見た後の感想を言えば、まあ正直あえて入らなくてもいいかな。

ただこの時は、入り口ホールで「金堂西側龍之井戸屋形天井画」の修復作業をしていて。
若い女性の修復者が2人、お世辞にも環境がいいとはいいかねる狭い入り口ホールで黙々と細い筆で何かを塗っている。
見た目に面白いことは特にしてないんだけど、修復もこういうところでやることもあるんだなあ、大変だなあ、
と思ったのが収穫。

衣紋がきれいな木造釈迦如来立像(南北朝)と、木造地蔵菩薩立像(鎌倉)が良かったらしい。
メモにはそう書いてあるが、もうどんなんだったか忘れている。
それから下村観山の「弱法師」はここにある。話の舞台はまさにここ、四天王寺。処を得た展示物。

絶賛修復工事中の金堂と塔にも、入って見学は出来る。
金堂の壁画がいい味出してた。誰が描いたっていったかなー、メモするの忘れた。
現代に入ってからの絵で、おだやかな。

14:00に四天王寺出。1時間以上いたんだなあ

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