ところで、この教会よりも有名な建物がアルフリストンにはあります。
クレージーハウス。
これは何で有名なのかというと、
ナショナルトラストって知ってますか?
自然保護団体の1つ。イギリス発祥でかなり勢力を持った団体。印象に残るマークで
あちこちでグッズも販売しているので、イギリスにいると必ず目にする。
わたしのイメージだと、イギリスの歴史ある観光名所は大半がナショナルトラスト。シシングハーストもそう。
ナショナルトラストの会員になると入場料が安くなるようだ。
そしてクレージーハウスは、ナショナルトラストが一番初めに所有した、保護の対象となった建物の第一号なんだって。
今は巨大組織だし、城塞や宮殿も山ほど持っているので、始まりがこんなささやかな建物というのが違和感。
でも大きくなる前は小さかったわけで、小さな団体が買えたのはこのくらいなんだろうなあ。

全体像をちゃんと撮れる場所がなくてね。
clergyをどのように発音するか迷うところだが……
クレーギーハウスと最初は読んでいたんだけど、PやJの発音を聞くとクレージー?クラージー?
クレージーだと日本人としてはどうしてもCRAZYのイメージが湧いてしまって、
連日連夜、乱痴気騒ぎを繰り広げるライブハウスみたいなことになってしまう。
ここはクラージーハウスでいきましょう。
クラージーハウスとは、牧師館です。
さっきの教会所属の牧師さんとその家族が住んでいたところ。
教会が1360年に建造され、この建物は1600年頃建造なんだって。

わたしは年代暗記は苦手だが、1600年頃というのだけは、
エリザベス1世とシェイクスピアの時代ということで頭に入っている。
内観。


ちょっとボケてるが当時の食卓を再現したもの。豚の頭ですよ、豚の頭。これは作り物ですが。

これもボケてるが(暗かったのよ)この柱飾りがナショナルトラストのマークの基となのではないか、という話。


100年くらい前まで、ここを実際に別荘として使っていた人がいるそうで。
ロンドンの弁護士さんとか言ったかなー。
部屋にいたガイドのおばあさんが手回し式のレコードを鳴らしてみてくれた。
実際に音を聞くのは初めてかもしれない。

ここは庭も気持ち良かったです。直前にまた雨が降ったんだけど少し雨宿りをしているとすぐ晴れる。
わたしのイギリス経験上、一日中しとしとと降っているということはないんじゃないかなあ。
お土産屋さんで雨宿りをしたのもあり、ガイドのおばあさんとけっこう話したのもありで、
結局ここは1時間くらいいました。ちっちゃいとこなんだけどね。
じゃあ次は村のお店を冷やかしましょう。