去年の旅行先が未知なる土地のチェコだったので、今年の選択は、ある程度知っているイタリア。
だが、前々から「次にイタリアに行く時はフィレンツェに滞在してルネサンス美術三昧!」
と思っていたのに、ふと気付くと今回の目的地はヴェネツィアになっていた。あれ?
この心変わりはなぜかというと、アンリ・ド・レニエというフランスの詩人が書いた
短編小説を読んだから。このレニエという人、ヴェネツィアが大好きで、
家を借りて(買って?)移り住むほどの惚れこみよう。
熱狂は伝染する。というわけで、今回のメインはヴェネツィアです。
利用航空会社はアリタリア。成田―ローマ間は直行、そこで乗り替えてヴェネツィア。
ローマ―ヴェネツィア間は飛行機で1時間ほど。
ローマ空港は記憶にあるよりずっと大きくなっており、ターミナル間を結ぶシャトルも出来ている。
(前にもあったかもしれないけど)

From shuttle train in Rome Airport.
シャトルの一番前に立ったわたしはついつい嬉しくなって、写真なぞ撮ったりしているわけだが、
――それって隣で一所懸命窓の外を見ている3、4才の男の子と
精神年齢が同じということなのではないだろうか。
お約束のジェラート。ローマ空港にて。

Gelato.I ate pistachio flavour.
右側の強烈な紅色は何でしょうね?名前を見てくるのを忘れた。
カシスかな、と思うがどうだろう。
ちなみにわたしが食べたのはピスタチオでした。しっかりした木の実の味がして美味い。
着陸直前の夜景は不思議。
建物に照明がついており、見た感じは工業地帯のようなのだが……
暗い部分が単なる道路なのか、それとも海なのかよくわからない。
海の上に浮かぶたくさんの花のようにも見える。
19:00、ヴェネツィア・マルコポーロ空港着。

Marco Polo Airport in Venice.
空港は本土にあるので、ここからヴェネツィア本島まで移動しなければならない。
移動方法は2つ。船で行くか、バスで行くか。
バスの方が安くて早い。だがバスで行くとローマ広場というところまでしか行けない。
ここは本土に近い方の場所で、いわばヴェネツィアの裏側。
裏側が悪いっちゅーわけではないけど、やはり海の都の正面玄関は海でしょう。
堂々と(?)海から。ヴェネツィアに入ろう。
船で行くかバスで行くかによって、泊まるホテルの場所も変わって来る。
船を選んだのは海側に泊まりたかったという理由もあるので、
聖マルコ広場近くのわかりやすい場所にあるホテルに決める。
船着き場で降りたら正面にホテルがあるという絶好のロケーション。
道が入り組んでいるので有名なヴェネツィアでも迷子になりようがない。
さて、ここから本島に向かうのだが……
あんな目に遭うとはねえ。