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◎アートスポット?ファミリー向け公園?謎のモエレ沼公園。

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テレビ東京でやっている「新・美の巨人たち」で、こないだモエレ沼公園が取り上げられていました。

「新・美の巨人たち」はテレビ東京制作の美術を紹介する番組で、ここ数年ずっと見ています。最近「新」になったのですが、旧作の方が一作ごとに趣向の工夫があって面白かったなあ。前は小林薫がナレーター、今は市川実日子がナレーターです。どちらも穏やかな語り口で睡眠薬みたい。5分くらい見てると吸い込まれるように寝てしまう。ぐう。

ところで、モエレ沼公園って初めて聞きました。聞いたことありましたか?
番組ではイサム・ノグチの側からの切り口から入っていったので、モエレ沼公園の一般的な立ち位置がちょっとわかりにくかったのですが、一般開放している公園なんですね。

わたしは実はイサム・ノグチ自体にそれほど興味があるわけではないが、なぜかここ、行ってみたいと思った。どんなところなのか調べてみたいと思います。

ちなみにイサム・ノグチはこんな人。
まあ現代美術家は興味ないんですけどね……
興味ないけど、お父さんが詩人の野口米次郎ということは知っていた。イサム・ノグチのお父さんと知ったので読んでみたことがあるのですが(実は好きなんじゃないのか?)、よくわからなかった。アメリカ人であるお母さんは米次郎の芸術家っぽい雰囲気に惹かれたんだろうかとか思った。

モエレ沼公園は、そもそもゴミの埋立地だったそうです。そこを公園にしようという計画が持ち上がり、造成が始まった。その工事開始後にアメリカの日系現代芸術家、イサム・ノグチが大きく関わる。ノグチは現地視察後に工事初期のモエレ沼公園をとても気に入り、自分の芸術の集大成にしたいという希望もあったようだが、基本計画の提示後、その年(1988年)の12月末に亡くなってしまう。
しかしその基本計画は引き継がれ、2005年に完成。

こういった経緯から、基本はファミリーで楽しめる芝生のきれいな広大な公園。野球場や陸上競技場も含むそうです。相当広いみたいですね。しかしその景観や建築物はイサム・ノグチによるデザインで、彼の芸術が鑑賞できる場所という側面もある。

公園でもあり、アートとしてイサム・ノグチを見るために訪れる人もいる。
二重写しの存在。

 

モアレ沼公園のアクセス。

札幌駅から北東に車でおよそ30分ほどのところ。

公共交通機関では、札幌駅から地下鉄→バスという乗り継ぎになるようです。
公式サイトのアクセス情報。

地下鉄は東豊線と南北線、どちらもアクセス可能なんですね。

○地下鉄東豊線「環状通東駅」モエレ沼公園東口と西口、それぞれに行くバスがある。
○地下鉄南北線「北34条駅」西口へのアクセス。

広大な公園だけに東口と西口では位置的にかなり違うようです。
イサム・ノグチのアート体験を目的に行くとしたら(←広い敷地を基本的に全部回りたい)徒歩ではちょっと大変そうなので、レンタサイクルが便利だろうと思います。その場合、東口側にしかレンタサイクルがないので、東口へ行く地下鉄東豊線「環状通東駅」からのバスがいいと思います。

レンタサイクルについてのページはこちら。

春とか秋の気候のいい時に、しかも天気がいい時に自転車で回ったら最高でしょうねえ。

 

モエレ沼公園の見どころ。

モエレ沼公園のざっくりとした地図はこちら。

あんまり詳しい経緯は知らないのですが、ノグチは取り掛かったその年の11月に模型を提示したタイミングで亡くなっています。12月末。そうだと細部までは詰められなかったのではないか……と思います。どの部分がどの程度ノグチなのかというのはわからないですね。
園内に126ある子供向けの遊具はノグチのデザインらしいです。あとは「どこにどんなものを設置する」くらいまでは彼で、細部は別な人かなあと想像しています。

全体的にポイントとしては9ヶ所くらいあるようですね。

全部回るのにどのくらいかかるんだろう……。スケール感がわからない。公園のスケールってけっこうその場所によって違うと思います。さらに北海道の距離感の補正がかかったりすると、どういうことになるのだろうか。レンタサイクルで歯が立たないということはないですよね……

まずはモエレ山ですよね?

レンタサイクルから最寄ということもあり、全体像を掴むためにも最初に行くのはモエレ山でしょう。人口の山で高さ52メートル。52メートルって山としては全然大したことないですよね。でも実際に登ってみるとけっこうきついんじゃないかな。
登り口は3方向から5ルートあるとのこと。直線の階段で登ると99段だそうですよ。徒歩10分。うーん、けっこうある。行ってみた時は一番楽そうなところを選ぼう。

上から見るとモエレ沼公園はもちろんのこと、札幌の市街地まで見えるそうです。やっぱり天気のいい時を狙って行かないと損だな。

次は時計周りに進んで、ガラスのピラミッド。

「ガラスのピラミッド」というとルーブル美術館の前のものが有名ですが、こちらはピラミッドと言い条、形は前後左右非対称です。

何の建物なんだろう?あ、テイクアウト専門店があるんですか。

パニエ

メニューをざっと見た所、気になるのは「モエレ珠」!
さつまいもの揚げ物(ボール型)にクリームチーズが入っているそうです。4個350円。揚げたてならおいしそうですねー。その他にソフトクリームやお弁当(750円)、おにぎりセット(500円)、サンドイッチメインのパニエセット(600円)など。ただ、混む時は混むらしい。

ここにはもう一つ飲食店があって、これが本格的なフレンチらしいです。

ランファン・キ・レーヴ

多分メニューは3200円、4800円、6200円のコースのみ。これはちょっと行けない……。

食べる以外では建物の外観を楽しむところみたいです。建物の外観を写真に撮るなら晴れの昼間もいいけど夕方もいいらしいですよ。展望台からの札幌市街地の眺めもいいんだとか。

内部の詳しい写真が載っているページを見つけました。
ここでもコンサートとかするようですね。高校生の放課後のたまり場だそうで、フードコートをたまり場にするより数段環境に恵まれているように見える。

モエレビーチ。

ビーチ?何がビーチ?と思った。

ああ……!ビーチか……!

こうやってパラソルが立ってるとほんとにビーチ感がある。これはいいかもねえ。札幌は直線距離で海まで15キロくらいですか?車にしても遠いは遠いし、海だと砂の始末とか面倒だけど、近場でこうなってたらお手軽ですよねえ。お子様連れに最適。

最適だからこそ夏はすごく混むみたいですねー。やはり狙いめは春秋ですかね。あっ!でも開放期間は6月半ばから9月の頭までみたいですよ!木曜定休だって。こういう屋外施設で期間とか定休日があるとは思ってなかった。じゃあ人が少ない時にそっと寄って行ってチャポ……とかいうのは出来ないんですね……

開放期間以外は水抜いちゃうのかな?

サクラの森。

サクラの森というネーミングだと花の時期以外は見どころがないかもと思わせるところが難ではないだろうか。桜だけのところじゃないようですね。

子どもの遊具がたくさんあって、これがイサム・ノグチデザインらしい。一番ノグチが濃いところなのかも。遊具っていえば遊具、オブジェといえばオブジェ。遊具エリアは7ヶ所だそうです。ここも人がいない時にそっと寄って行って登るなりなんなりしてみたいです。桜の時期は混むんだろうなあ。

プレイマウンテンはこっち側から行けますか?

動線を考えながら回ろうとしているのですが、レンタサイクルだとプレイマウンテンはサクラの森側から行けるのでしょうか。頂上まで自転車で行っていいのかな。モエレ山52メートルに対してこちらは標高30メートル。マウンテンと言われると登らなければならない気持ちになる。

モエレ山からの眺望も良さそうですが、プレイマウンテン側からモエレ山を見るとメキシコのティオティワカン遺跡の月のピラミッドみたいに見えると思う。

ちなみに月のピラミッドとはこんな感じです。

Piramide de la Luna 072006.jpg
Gorgo - Photo taken by author, パブリック・ドメイン, リンクによる

今から何千年も経ったらモエレ山も遺跡になるかもしれない。
ほんとにあるものなのにこの遺跡って模型っぽいですよね。

ミュージックシェル。

ここは野外ステージですよね?何もやってなければ見ながら通りすぎる。
これはノグチの模型になかった施設らしいです。でも音楽を楽しむ場所の構想はあったらしい。
パッと見、どこがステージなのかわからない構造。観客がプレイマウンテンの石段に腰かけて鑑賞するらしいのだが。演奏中の写真があるとわかりやすいのだが。

あ、これ地面のほんのちょっと高くなって石を敷き詰められている部分がステージなんですね?舞台として高くなっているわけではないんだ。白い構築物は楽屋・トイレその他のバックステージ部分で。なるほど。

テトラマウンド。

構造物としては一番オブジェ的かも。何のためにあるのかわからないという意味で。

こんな風に三角形の真ん中にマウンドがあると、マウンドのてっぺんに立ったら何かピラミッドパワー的なものが……と妄想するのですが、ピラミッドは四角錐ですね。三角錐じゃだめだろうか。
……ねえ?これ名前が「テトラマウンド」だけど、「テトラ」って4っていう意味だよ?三角錐の構造物にテトラと名付けるのは不思議。

モアレ山にせよ、プレイマウンテンにせよ、ガラスのピラミッドにせよ、これでもかというほど(ゆるやかな)三角形を意識した造型。テトラマウンドでその山のイメージにダメを押します。
海があり、山があるんですね。

アクアプラザ。

そして川があります。この辺りになるとあちこちで見る存在かな、と思って目新しさは減る。この水湧き場から流れる川の佇まいはいいですよね。夏は足をつけて涼むそうです。気持ちよさそうだなー。

海の噴水。プログラムを時間確認要。

水の彫刻というコンセプト。ちゃんとプログラム放映時間が決まっており、ショートプログラム(15分)は1日3回、フルプログラム(40分)は1日1回とのこと。わたしは動線的にここを最後にするつもりでいましたが、時間を考えて行かなければ行けませんね。

これも季節が決まっていて、一般的に運転期間は4月末から10月半ばまでらしいです。夏季の夕方はライトアップをするとのこと。
モエレビーチは仕方ないけど、噴水くらいはケチケチしないでもう少し早くから&もう少し遅くまでやってたらいいのになー。と思ったけれど、もしかしたら札幌あたりではこの頃にようやく雪が降らなくなるということかもしれませんね。

ずっと前「動物のお医者さん」で、5月半ばに雪が降る話を読んだ。何巻だったかなー。おしるこ爆弾の話でした。

 

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でもね。前に7月に北海道に行った時はすごく暑くて、しかも普段はそこまで暑くないから、建物に入っても冷房が弱くて。それ以来「北海道は暑い!」というイメージがしみ込んでます。ジンギスカン鍋を食べさせる食堂での冷房の効かなさ加減はナチュラルにがまん大会。

ちなみにそこでお店の人に「ジンギスカンは鍋なんです!」と言われたのが衝撃的。いやいや、ジンギスカンは焼肉でしょ?と思っているそこのあなた、違いますよ!だってジンギスカン鍋っていうじゃありませんか。

しかしお店の人に説明されても、どうして鍋なのか疑問は氷解せず。だって、あの鍋の形態はどうしたって「焼き」メインの作りですよね?鍋は一般的にぐつぐつ煮るから鍋なのですが、その煮る部分が鍋のあんな縁部分ってどれだけ虐げられているのか。煮る部分をあれだけ虐げて置いて鍋といったってそれは強弁というものです。

でも本場の人的には鍋らしい。うーん。未だに解決出来ない人生の不思議。

 

これでモエレ沼公園の見どころはだいたい回りました。

海の噴水からはレンタサイクルを借りた場所まで遠くありません。レンタサイクルを返しに行きましょう。帰りのバスの時間も予め調べておくといいですね。

時間的に、これでどのくらいなのかなあ。2時間くらいで回れるんだろうか。でも夏に行って海の噴水のフルプログラムと夜のライトアップの部分を見たかったら、間が4時間半空きますよね。その間ずっと滞在するのはきつそうです……。ちょっと市街地から離れているしなあ。

でもとりあえずこの公園は入場料無料なので、一旦外に出ても大丈夫。別な日に出直してもいいしね。

あ、それから9月には大々的に花火大会も行われるようですよ!
敷地が広いので大きな夜空に映えるに違いない。

モエレ山公園は、調べていくうちにアートスペースというよりもみんなが楽しむ公園だということがわかってきました。でも次に札幌に行くことがあったら行ってみたいなあ。モエレ山やプレイマウンテンの稜線が優しくて惹かれます。実際に歩いたらけっこうな高低差なんだろうが。夏は混みそうなので夏休みは避けたいと思います。出来ればモエレビーチが開いている期間に訪れたい。

以上、モエレ沼公園でした!

 

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