旅あれこれ

ロッテルダム&オランダの世界遺産、風車で有名なキンデルダイク。

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ずっと昔のいつだったか、テレビで映った風景を見て心が奪われました。
固まったまま画面を見ていた。

ここへ行ってみたい……!

緑の牧草地の中の風車。いくつも並んでいます。
上空から見下ろすと運河が太陽の光を反射してきらきらと光る。

キンデルダイク。オランダ。

テレビから流れて来る音声を何度も繰り返して場所の名前を忘れないようにしました。
ここは。いつかは行かなければ。

その数年後、2003年に訪問することが出来ました。

 

キンデルダイクはどのあたり?

キンデルダイクの場所はこのあたりです。

アムステルダムから訪れる場合は、ユトレヒトを経由するか、ロッテルダムを
基点にして訪れるか、どちらかのルートになります。

オランダは国が小さくて移動が楽なんですけれども、逆にちょっとがんばれば
どこへでも行けそうで「どこを切るか」というのがとても悩ましい国でした。
切りがないので、わたしはユトレヒトを切ったのですが……
ミッフィーの町に行きたいな、と思う気持ちが今でも残ります。

わたしはデルフトを宿にしていたのでロッテルダムからのアプローチでした。
ロッテルダム中央駅から地下鉄でZuidplein駅へ行き、ユトレヒト駅行きのバスへ。
キンデルダイクはロッテルダムとユトレヒトの間にあります。
カタカナではザイドプラインと書いてあったり、ゾイドプラインと書いてあったり。

サッカーには全く興味がないけど、
近くにあるフェイエノールトはサッカーチームのホームスタジアムのようですね。

バスでキンデルダイクまで約45分。運転手さんに「キンデルダイクで降ろして」と
頼んでおきましょう。

その他キンデルダイクに行く方法としては、

〇ロッテルダム・ロンバルダイン(Rotterdam Lombardijen)駅からバスに乗る

〇エラスムス橋のたもとから水上バス(ボート)で行く

があるようです。わかりやすいのは水上バスかもしれません。
が、上記2つについては拠って立つべきサイトが見当たらない!
このインターネット時代に!?

オランダの観光協会のページであると思われるところでさえ、

「キンデルダイクはアムステルダムやスキポール空港から1時間半くらいだよ!
公共共通機関もあるよ!」とか、
「ウォーターバス(水上バス)もあって景色も楽しめるよ!」

くらいのことしか書いていなくて、役に立たん!
もっと具体的な情報を載せておけっちゅうんねん!
概して国、および公的機関の観光情報サイトは驚くほど役に立たないことが多いです。
不思議なくらいですねえ。

と、毒づいたところ、ようやく水上バスについて詳細が確認出来るサイト
行きあたりました……
英語ですけども。
5か国語で書いてある案内で、英語が最後に出て来るなんてめったに見ない。

〇ルート1の202番線では
5月1日から10月31日までは水上バスでキンデルダイクまで直接行けるそうです。
ロッテルダムのエラスムス橋からも、反対側の終点Dordrecht Merwekadeからも。
ドルトレヒトは何とか読めるけれどもMerwekadeが読めません。
支払いは船内でキャッシュのみ。どちらからも4ユーロ。約30分。

〇ルート2の20番線では

Ridderkerk De SchansにてDriehoeksveer ferryへ乗り換え。
Driehoeksveer ferryの乗り換え時刻は、オランダ語しか見当たらないけど、多分これ。
30分毎。一応これは連絡しているんじゃないかなー。1.8ユーロかかります。
もしルート2の20番線に乗ることになったら、現地で船の係員に訊きましょう!

〇ルート3の20番は

11月1日から4月30日までの話。
ルート2に準ずるけど、時間がちょっと変わるようです。

〇ルート4は

また別のところ(Alblasserdam Kade) で乗り換えするらしい……が、
自転車がどうとかという話になるので、徒歩で観光する人はルート1、または2。
ルート1がわかりやすくていいですね。ただし2時間に1本しか便がないようだ。

 

キンデルダイクに辿りついたら。

2019年から入場ゲートが出来、入場料が9ユーロ~になったそうです。
わたしが行った時は風車博物館の中に入る時以外は無料だったと思う。

キンデルダイクではひたすら歩きましょう!写真を撮りましょう!

わたしが行った時は小雨がぱらつく寒い日だったです……。
わたしはそれほど天気に影響されない方なんですが、ここは晴れて欲しかった。
今でも残念。

かなり広いところなので、どこまで歩くかは自分次第。
ただっぴろい牧草地の中に大きな風車がうずくまる光景はここならではのもの。
風車が巨人に見えます。巨人が膝を抱えて遠い目で海を見ている。(海は見えませんが)

風車博物館は面白かったです。昔は風車に、風車守りが家族と共に住んでいました。
窓のすぐそばで風車の羽が回っている。ギーギー風車の音がする。
しかし住んでいるとそのうち慣れて気にならなくなるのでしょう。
うるさいけど。耳に馴染む音。

ここの風は多分いつでも強いんだと思います。そうでないと風車が回らないもんね。
運河の水面と自分が立っている地面は思ったよりずっと近くて、
ここはたしかにネーデルランド(=低い土地)。
ちょっと水が増えたらすぐ水没してしまいそう。

運河と運河の間の、細長い中洲のようなところで羊が草を食んでいます。
やっぱりこれも、水がちょっと上がったら溺れるのではないか……
台風の国から来た人は羊を見ながら心配になります。
中洲なの?浮島?浮島に見えるなー。

天気は悪かったけど、キンデルダイクに行けて良かった。
他の町でもところどころで一基か二基の風車は見られますが、
時間がある場合はキンデルダイクに行った方がいいですよ。
開けた空間と風車の巨人感を味わいに。

スケール感が全く違います。他のところの風車は建造物だが、
キンデルダイクの風車は擬人化したくなるほど人間っぽい。

 

キンデルダイクのついでにロッテルダムの観光もしましょう!

ロッテルダムはオランダ第二の都市で近代的!
アムステルダムよりもずっと都会感があります。
アムステルダムもデルフトもライデンもクラシックだし、
デン・ハーグも古都部分しか見なかったのでわたしが見たオランダは
大部分が伝統的なオランダなのですが、ロッテルダムは多少毛色が違います。

わたし自身はクラシックなものが好きなのでクラシック三昧で文句はなし。
が、クラシックな、特に規模の小さい町で寝泊まりすると……何が困ると思います?

安直なスーパーマーケットやファストフードがないんです!

これは国によっても違いますが、オランダとかベルギー、そしてフランス、
イタリアもそうですね。ちょちょっと食べてお安く小腹を満たすというお店が
あまりない。食べ物はちゃんとした店の食事か、パンなど水分の少ないものの2択。
量が少なくて水分があるもの(=消化がいい)、
日本におけるうどんのような存在があまりありません。

しかし都会に来ると屋台や安直な食べ物屋さんが多くてうれしい。
ロッテルダムでは安直な中華の店を見つけてさっそく入りました。
デルフトでは高級店以外の中華の店が(当時は)見当たらなかったんですもの。

ここで海老ラーメンを頼んで、フォークが出て来てあまりにも食べにくく、
「箸貸してくれない?」とお店のアジア系のおじさんに訊いたら
「そうか、あなたは箸が使えるんだね!」と驚かれた、というか笑われたのが思い出。
あ、別にわたしを笑ったわけではなくて、その盲点ぶりがおじさん本人的に
可笑しかったらしい。

 

お薦めはキューブハウスです。

ロッテルダムは建物に変わったものが多いです。

ボイマンス美術館や聖ローレンス教会などにも行ったのですが、
わたしがロッテルダムで一番印象に残っているのはキューブハウスです!

Rotterdam Cube House street view.jpg
By Raul Ayres - Own work, CC BY-SA 3.0, Link

ナンダコレハ!?な建物でしょ。

これは絶対中を見たいじゃないですか。
ありがたいことに中を見学出来る一軒があって、入場料も3ユーロとお手頃です。

中はさすがに平衡感覚がおかしくなるような設計ではなく、壁が斜めという以外は
まあまあ普通。

基本的には斜めにした立方体の上半分が主な居住空間になっていて、
頂点近く(いわば最上階)が居間的なサンルーム。
周りがほとんどガラス窓なので、外からは見えまくりです。

でもオランダって夜になってもリビングのカーテンを閉めない家が多く、
むしろ外から見えることを想定しているようなんですよね。
だからといってのぞき込むのは失礼なようなんですが。

サンルームの下の階は基本的にワンルーム。
たしか中央に柱状の空間を作り、バスルームやトイレなどを集めてた気がします。
その周りをめぐるように、キッチン&ダイニング、寝室、書斎、というのが
なんとなく割り振られている。わりと狭い空間。

見学出来る部分は比較的小さめな立方体なので、大空間というわけではないのですが、
それでも暖房効率はどうなんだろう?とか思いますねー。
窓がやたらに多いから余計。この窓もかなり特殊な形の窓なので、
ガラスが割れたりして交換しなきゃいけない時は高くつくだろうなー。

わたしが行った時はなかったのですが、この中の1軒がユースホステルになったらしい。
大部屋形式のようなので、それでも良かったらですが、
泊まってみるのも面白いかも。

その他の見どころ。

他に、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館は古典絵画と近接して
現代アートを展示しているのが面白かった。くすっと笑える系の現代アートでした。
……が、2019年から大規模改修に入ったらしいです。7年ほど続く予定。
見られるのはしばらく先ですねー。再開館まではあちこちに分散して見せるらしい。

新しく出来た「マルクトハル」(マーケット)も面白そう。

ここも建築が特異な感じです。中のドームを見ながら買い物をしてみたいなあ。

 

キンデルダイク&ロッテルダム。

オランダの世界遺産キンデルダイクは空も土地も広く、のびのびと楽しめるところです。
風は強く、水は近く、日本ではめったに体感出来ない雰囲気です。

現地の観光にだいたい1時間から2時間。移動時間も含めて半日。
残りの半日はユトレヒトかロッテルダムの観光に当てるとちょうどいいと思います。
行かれるのなら、出来れば天気のいい日を狙って!
そうすれば記憶に残る、とても素晴らしい場所になることでしょう。

いいご旅行を!

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