amairoの旅日記 西四国・南九州の巻/2019

20.大分香りの博物館と別府冷麺。別府冷麺、旨いよ!

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このまま別府へ一直線で帰る。というつもりだったのですが。

ぼーっとバスに乗っていたところ、アナウンスにはっとしました。今「大分香りの博物館」って言った?もしかしてわたし、観光案内所の人が言ってた「1時間に1本しか通らない」バスにたまたま乗ってる?

でも耳で聞いてから、大分香りの博物館のバス停までの間では決断出来なかったんですよね。だって次のバスは早くても1時間後だよ?そんなひらめきで行動すると、またスギノイパレスみたいなことになるぞ。でも「大分香りの博物館」には、るるぶを見た時に興味を惹かれてたんだよなあ。バスが1時間に1本と聞いてあっさり諦めるくらいの興味だけど。

そしたら次のバス停がわりとすぐあって、ここが「別府大学前バス停」ということで心が決まりました。別府大学は別府に来る前のJR駅だった。バスが来なかったらJRで帰ればいいんだし!ここで降りよう!

しかし降りたはいいが、……そもそも香りの博物館、まだやってる?もう17時近いよ。普通こういう施設ってほとんど17時閉館だよね。あー。やらかしたかなー。

バスを降りてからスマホで確認したところ、こういう施設には珍しく、18時閉館でした。ラッキー。

思ったより大きな建物でした。すみません、写真が斜めで。

これは有名な香水を集めた展示ケース。どちらかというと古典ものが多かったですね。ゲランとかシャネルとかグレとか。わたしが香水のミニチュアを集めていた頃の物が多かったから、懐かしい。
各展示ケースの横には1つ2つ実際に嗅げるテスターがあって、いくつもの香水の香りを楽しむことが出来ます。

 

調香師の仕事台。何千もの香りを嗅ぎわけるとは聞いていたけれども、こうやって目で見てみると冗談じゃありません。嗅ぎわけるだけではなくて、その名前も覚えておかなければならないのだから。

香りの歴史から、古代の香水瓶の遺物から、ロココの部屋の環境展示から、源氏香の展示物から、内容は盛りだくさんで面白く作られている。古今東西、和洋中。ふーん、ここは別府大学の付属施設なんですか。温泉地のいわゆる小さな博物館だと思っていましたが、そういうものとは一線を画しますね。面白いなあ。

自分だけの香りを作る、調香体験も出来るらしい。これも面白そう。この時間はやってないけど。

楽しく見て、そしてミュージアムショップで記念に買うものに散々悩んだあげく、松栄堂のお香を買います。お香好きなので。わたしが買うのはほとんどが消えものです。残るものは、買ったが最後ほぼ永遠に捨てられないのがわかっているので、買わないように刷り込まれている。

次のバスまで1時間。ちょうどいい所要時間でした。1時間に1本のバスだけれども、所要時間もぴったりなのでバス時間を調整して行く価値ありです。

夕方の別府大学からは陸続と学生が吐き出され、JR駅に向かって歩いて行く。大学生かあ……。なつかしいなあ。

 

今度こそ別府冷麺!

さて。別府駅に戻り、冷麺を食べに行くぞー!人気がある3軒のうちの2軒目「ラーメン亭一番」へ。
……しかしね。ここも臨時休業ってどういうことかね?人気店が3軒中2軒、臨時休業って何?
最後の頼みの綱で「六盛」へ行きました。19:00開店の開店直後。

 

カウンターに座って待つことしばし。出て来た麺を一口食べて、おお。旨い。

昔々、盛岡冷麺を食べたことがありました。高校の同級生で、岩手大学に入った友達のアパートに遊びに行った時「盛楼閣」に連れていってもらったんです。それまで冷麺はあまり食べたこともなく、どっちかというと「ゴムのような麺」とマイナスイメージを持っていたのですが、盛楼閣の冷麺は美味しかった。一口食べて「美味しい!」と言ったことを覚えています。

それ以来の美味しさ。

麺はすごくコシがあります。麺が黒いね。これはそば粉が入っているそうですよ。へー、珍しいー。チャーシューもボリュームがあって頼もしい。スープも、どこがどう美味しかったかは忘れたけど、美味しかった。記憶に残るのは麺のコシ。

でもコシがある分、けっこうお腹にたまって……。実はこの時、隣の椅子にこういう店には珍しく女の子のおひとり様がいたのですが、その子が冷麺と一緒に頼んでいたおつまみスペアリブというのがものすごく美味しそう。わたしも食べたいと思ったけれども、これは入りません。冷麺を全部食べるので精いっぱい。まあ15時に地獄蒸し食べてるしね。

ああ、でもスペアリブはいまだに未練が残るわー。

 

謎の駅前温泉。

ホテルに帰る途中、ある建物が目にとまりました。なんだろう、これ?

 

一見可愛い建物である気がする。しかし建物名が。

駅前高等温泉。なんだろう、この不思議なネーミング。高等があるならば他にも中等とかあるのか。なんなんだこれは。謎が謎を呼び、空間が歪む。

宿泊があって休憩があって温泉マークだと、もしかしてそっち側の施設なんだろうか。しかし立地的にも入浴料200円というところからしても、そうとは思えない。可愛い建物のこのカワイさが何を表しているのかが不明だ。いや、広間宿泊もあるんなら、そっち側の施設ではないよね?町営だしね。

と、アレコレ疑問を持ちながらホテルに帰ってスマホで調べたところ、ここは正真正銘の公衆浴場なのでした。

大正年間に寄付によって開業した、地元町民の宝物な建物らしい。それは失礼しました。でも星移り、人変わって、今となってはだいぶキッチュな建物に見える。しかしこのキッチュさは嫌いではない。ただ泊まる勇気はない。

 

ホテルのコスパには安心感も入るかも。

そんなことを言いつつ、実はわたしが今日泊まる宿もなんというか……戦々恐々な宿なのでした。

別府には様々なタイプの宿泊施設があります。わたしの感覚では温泉地には温泉旅館しかないのが普通ですが、別府にはドミトリータイプやビジネスタイプもどっさりある。これはさすが天下の別府。バックパッカーも多いのでしょう。

でもわたしの探しているビジネスホテルで手ごろなのはもう売れてしまったみたい。何しろ2週間切ってますから。でもやっぱり個室がいいよなあ。駅から遠いところはまだ手ごろなホテルが残ってるけど近い方がありがたい。

そうしたら3200円で駅前どまんまえ、というホテルがありました。古いらしい。しかしこの値段は魅力的。口コミを見ると「古すぎる」「古いけども問題ない」というのが半々な感じ。駅から遠くて7000円のホテルと、駅直近で3200円のホテル。これは……チャレンジしてみる価値はあるかなあ。
そのホテルを予約し、結論から言えば、たしかに古かったけど物理的に問題はなかったのでした。駅が近いのはほんと便利だったしね。

だがホテルに実際に行くまで、ずーっと「大丈夫だろうか?」と心配が続いたことも事実です。3200円の宿はやはりコワイ気がする。こういう風に事前の心配が続くのなら、心配しなくてすむ値段のところに泊まった方が、総合的にコスパがいいということを学習した一泊でした。

ちなみに別府温泉のお風呂は、そのホテルの系列で徒歩3分の別なホテルで大浴場に入りました。やっぱり湯質については云々出来ないけれども、柔らかい、いいお湯だったと思います。温めのお湯だったしね。……しかしこの感想は道後温泉と同じで芸がない。

 

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