amairoの旅日記 西四国・南九州の巻/2019

6.高知城のおらが城感。

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ひろめ市場へ。

高知城歴史博物館のすぐそばの屋台村「ひろめ市場」へ。ここはどうしたって行きますわ。観光客として、行かなきゃいけないところです。

ちょうどお昼時なのに入ったらガランとした感じで「昼はそこまで入ってないのか」と思ったら、想像よりも建物が広く、中心部に行くに従ってにぎわってきました。座れる場所がないんじゃないかと心配するほどではなく、ちょうどいい混み具合。

(写真も撮ったのですが、当然ながらよそ様がたくさん写ってるので割愛。
写真は別なサイトでお楽しみください。⇒高知家の〇〇

こういうところの食べ物ってね。わたしね。すっごく悩むの。

あっ、これ食べたい!と直感的に決められることはめったになくて、とりあえず全部見て、そしてあれこれ悩んでなかなか決まらない。いつもだいたい3周くらいします。全てを知った上で選びたいという意識が強すぎるのか。人生への姿勢がこんなところにも表れているわけですね……

で、結局どんなメニューになったのかというと。

 

 

……我ながらパッとしませんねえ。海鮮で有名な高知の、ひろめ市場に行ってこれかい。
まあカニみそはそれらしいけれども。カニみそ380円。
でもとうもろこしが100円で山盛りで売られていて、唐揚げが大きくてコスパが良さそうで、コロッケはたしかひろめコロッケって名前で……そういう名前がついているとついつい食べたくなるじゃないですか。

ちなみにとうもろこしはイマイチでした……。唐揚げは美味しく、コロッケはボリュームがありました。かにみそも美味しかった♪飲まずにこれですからね。ほんとに下戸はしょうがないものです。

でも実は朝のバイキングで相当食べたからお腹が空いておらず。唐揚げを1個で注文したつもりが2個と訊き間違えられたらしく、まあ2個でもいいかと思って何も言わなかったのですが、唐揚げのサイズが思ったよりさらに大きくて。
結局コロッケ半分と唐揚げ1個は持ち帰り、忘れたけどどこかの時点で食べました。

 

ようやく高知城!

ひろめ広場を出て、いよいよ高知城です。ここが高知観光のメイン!

さきほど高知城歴史博物館から見下ろした大手門を、今度はグラウンドレベルで。

 

いいですねーいいですねー。城!って感じですよ。

 

山内一豊さんもお出迎え。

 

お堀の睡蓮がきれいでした。見頃です。

 

 

石垣のこの美しい曲線!見事。
わたしは城マニアじゃないけど、こんな石垣を見せられたらテンションが上がる。

高知城には来たかったんです。なぜかというと、本丸御殿が現存している唯一の城だそうだから。天守は日本で12ヶ所が現存しているのに、本丸御殿はたった1つです。希少。
近年では名古屋城の本丸御殿がものすごくお金をかけて復元されたそうですね。これもいつか見たい。

 

ちょっとアングルが斜めで申し訳ない。手前の建物が本丸御殿です。

 

 

うちわけ波の欄間。いい仕事ですね。「土佐の左甚五郎」と言われた武市高朋なる人によるものだそうです。超絶技巧的な細工に驚嘆するのも好きだけれども、ここにはあまり繊細すぎるものもふさわしからずと感じる。このシンプルで斬新なデザインは、海の国高知のお城にこそ似合う。

天守の下層階にはこんな大きな模型も。

 

今までいくつかの天守に登って来て、わかりきってはいることなんですが、最上階までは……大変ツライ道のりです。高知城も例によって急な階段が続く大変な道。いつも思うんですが、いくら日常的に登ったり下りたりする場所ではなかったとはいえ、こんなに急な階段だと守るにも大変じゃないかなあ。そもそもここまで攻め込まれている時点で、階段の急さで食い止められるものだとも思えない。

しかし苦労して登るといいことがあります。

 

 

涼しい風が吹き抜ける。

写真に風が写らないのが残念なくらい、いい風が気持ちよく通るところでした。何しろ風好きなので(なのでブログタイトルも「旅と風と日々のブログ」)、こういう場所はものなつかしさを感じます。

最上階としては狭い方でしょう。あ、でもここは、最上階で建物の外側に出られる、日本でいくつかしかないお城の一つだそうです。

そしてそこから見た、このランダムな屋根の配置が美しい。美しい。

 

 

 

周囲を見回すと山でした。その山が四方どちらもだいぶ近いところにある。この範囲が町と考えるとだいぶ狭い。……閉塞感はなかったのかな。領地はもっと広いと頭ではわかっていても、ここから周りを見回すお殿さまは、この狭さを味気なく思うことはなかっただろうか。
――この印象は後日、修正されることになります。

ここでだいぶ長い間風に吹かれておりました。そろそろ降りることにしましょう。

 

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