今日の朝食です。昨日とそんなに変わりないですが、見ます?
またたくさん食べてる。お粥好きなのでお粥を遠慮してちょっと、そしてつい食べたくなったカレーも軽く。パンケーキも遠慮して半分。しかしそれでも炭水化物攻撃。
「キュート」で桜島観光。
昨日の鹿児島市街地の観光ではカゴシマシティビューを使いましたが、桜島観光の際には、さらに桜島フェリー・サクラジマアイランドビューも乗り放題になる「キュート」という乗車券が便利です。
カゴシマシティビュー
サクラジマ アイランドビュー
市電・市バス
桜島フェリー
よりみちクルーズ
観光レトロ電車「かごでん」
が利用できます。料金は、
1日乗車券:大人1200円、子ども600円
2日乗車券:大人1800円、子ども900円
これ、カゴシマシティービュー1日券(600円)とキュート1日券(1200円)=キュート2日券(1800円)の値段が同じなんだから、最初から2日券を買っていても良かったかもね。得になることはないけど損になることもない。メリットは買う手間が1度省ける。2日券買っとけば毎日桜島フェリーに乗れる。そういう船好きもいないとは限らないじゃないですか。
ただし注意点は、2日乗車券は連続した2日間に限定されるということ。間を空けて乗るのはだめです。
意外に大きいのは各施設の割引ですね。割引分で、お昼ごはん代とまでは言わないけれども、ペットボトル飲み物代くらいにはなるもの。
ちょっと不便だなと思うのは、「キュート」を買える場所が限られていること。
買えるのは以下の場所です。
鹿児島中央駅総合観光案内所(099-253-2500)
観光交流センター(099-298-5111)
鹿児島市維新ふるさと館(099-239-7700)
天まちサロン(099-213-9574)
鹿児島港乗船券発売所(099-223-7271)
桜島港船舶局営業課窓口(099-293-2525)
交通局内乗車券発売所(099-257-2101)
市役所前乗車券発売所(099-239-8892)
鹿児島まち歩き観光ステーション(099-208-4701)
鹿児島市交通局桜島営業所(099-293-4220)
谷山電停乗車券発売所(※臨時)
イオン鹿児島鴨池乗車券発売所(※臨時)
「※臨時」の乗車券発売所は、毎月、初日から5日、25日から月末までの平日のみ開設しています。
カゴシマシティビューの1日券は車内で買えますが、キュートは上記施設での販売です。開業時間が9時10時頃からなので、朝からはりきって観光する場合はちょっと困る。使用日を自分でスクラッチするタイプなので、前日に買っておくってことも出来るのかな?
あとちらっとどこかで見た気がするんだけど、販売は1人1枚と書いてあったような……。
正確な情報はご利用の際にお確かめください。
わたしはこの日、天まちサロンまで行って買いました。
ところでホテルのフロントで、天文館辺りから桜島フェリーの乗り場までの行き方を訊いたところ、「市電で最寄電停まで行って歩くか、タクシーですねえ……」と言われました。市電からフェリー乗り場までけっこうありそうなニュアンスだったので、人によっては「じゃあタクシーで行こうか」と思ってしまいそうな口ぶりでしたが、
実際のところは市電の「水族館口」からフェリー乗り場までは300メートルくらいなので、怖れるに足りません。さらにいえば、天文館通りと電車通りが交差する付近のバス停からも、水族館・フェリー乗り場まで行くバスはやたらと(1時間に10本くらい)出ており怖れるに足りません。
わたしはたまたまそのバス停を見つけ「なんでホテルでこのバスのことを案内しないんだろう」とちょっと不満に思いました。
フェリーに乗って桜島へ。
じゃあフェリーに乗りますよー。
思ったより大きいフェリー。桜島に着くまで15分くらいだそうです。
フェリーから見た鹿児島の街。
桜島側のフェリー発着施設は新しくてピカピカでした。こじゃれたお土産屋さんとカフェがあるなあ。帰りに見てみよう。
サクラジマアイランドビューバスは、この発着施設から100メートルから200メートルくらい行ったところにバス停があるので2、3分かかります。標識もあるので場所はわかりやすい。
バスは30分毎に出ます。混んでもおらず空いてもいない、ちょうど良い数の観光客を乗せて出発。
(と、わたしの時はそうでしたが混む時は混むらしい。それとも以前は1時間に1本だったそうなので、その頃は混んでたということだろうか。)
このバスは桜島全体の、そーだなー、およそ5分の1くらいの範囲をぐるっと回るルートです。とりあえず目当ては一番近くで桜島が見えるという湯之平展望所ですが、せっかく船で渡ってそこだけというのもつまらない気がしたので、ビジターセンターというところでも降りてみました。
建物は立派なのだが……展示は古いかなー。火山についての展示が主なので、地学に相当興味のある人なら面白いかもしれない。だが、ここのそばには「桜島溶岩なぎさ公園」という公園があり、足湯があります。
景色がいい。のどか。フェリーもよく見える。
ビジターセンター目当てというよりは足湯と景色で次のバスまで30分を過ごすというのは悪くない選択です。
その後の赤水という地区もちょっと気になったんだけどね。ただここで降りてしまうと次のバスが1時間後なので。サクラジマアイランドビューは、AコースとBコース、ちょっとだけルートが違い、交互に運行されているようです。30分後のバスは赤水展望広場と赤水湯平口は通るけれども、赤水地区の奥までは入って来ない。
んー。でも散歩のつもりでぶらぶらすれば1時間くらいあっという間だったかな。赤水は焼き物の店もいくつかあったようだし。あ、しかしこの日も暑かった。あまり散歩の気分にはなれなかったかもしれない。
赤水展望広場には長渕剛(←鹿児島市出身)がここでオールナイトコンサートを開いた時の記念碑「叫びの像」があります。これはバスの中から撮ったもの。コンサートには7万5000人が集まったとか。すごいね。収容出来たのか、鹿児島市並びに桜島。
湯之平展望所。
桜島に一番迫ることが出来る場所が湯之平展望所だそうです。
バスから降りて、おお!と思う。
(写真はだいぶズームで寄ってます。)
降りた観光客が全員というくらいに思わず山側に駆け寄ったのだから、わたし以外もみんな「おお!」と思ったのでしょう。仙厳園から見た時は「うんうん、桜島ね」と納得するだけでしたが、ここまで来ると、なんというか、山に人格が出て来る。
例えて言えば思いがけないところに馬がいるのを見つけて「あ、こんなところに馬がいる!」と、思わず駆け寄ってしまう。というような心の動きに似ている。つまり山=馬。……違うか。
桜島の麓は雄大でした。
雄大さの欠片もない写真ですみません……(涙)。
一対一で山に向き合える。視界はすべて緑の森。山に向かって続く傾斜地は――いや、山からこちらへ向かって押し寄せてくる緑は、山が蓄えた力の大きさを感じさせる。
バスは湯之平展望所で折り返し。ここには10分から15分停まっているので、乗客のほとんどは写真を撮って同じバスに再び乗り込み去って行くのですが、わたしは次のバスにしてみました。静かになった展望所では鳥の声がよく聞こえます。
こだまして 山ほととぎすほしいまま 杉田久女
こういう俳句があるのですが、別してここでは、
万緑や 山ほととぎすほしいまま
ではいかがでしょう、杉田久女さん。……しまった、季語が二つ入る。
鳥の声。鳥の声。いい風が吹く。ほしいままな緑。静か。穏やかな目をした馬のような桜島。
わたしはどちらかというと海派で、山にはそれほど愛着がある方ではないのですが、この旅で印象的な山といくつも出会いました。桜島もその一つ。好きだ。やはり馬には乗ってみよ人には添うてみよ。来てみるもんだなあ。
山ばっかり見ていますが、反対側の海側の眺めも良かったです。でもちょっとかすんじゃって、これという写真はないのよね。
13:10、湯之平展望所を出ます。
ミナトカフェのイエローサブマリン!!
バスは20分ほどでフェリー乗り場に戻って来ました。そうそう、さっき気になっていたカフェとか売店とか。
SAKURAJIMA TRAVEL STOREというのが多分物販部分の名称で、カフェ部分は多分ミナトカフェだと思います。みなとカフェかも。MINATO.CAFEかも。難しいね。
ここのメニューに目を吸い寄せられる。
メニューの名前がわかりにくいですが、Yellow-Submarine?なにこれなにこれ。さつまいもチップス!黄色い方は多分お芋のアイス!あ、アイスが乗っているのはさつまいもではないですか。わーい、なんか面白そー。これお昼ごはんにしよー。
そしたらこれがねえ。今から思い出してもなつかしい味でねえ。
ま、見たまんまですよ。さつまいもチップスとアイスとお芋。意外な味でもなんでもない。しかしこの3種類の食感の違いのハーモニーというか。
やっぱり本場のさつまいもの底力ってことかなあ。チップスは文句なく美味しく、アイスも文句なく美味しく、芋が……これがイメージしていた焼き芋のホクホクさ加減とは全く対極にあるもので、だいぶ水分が多いんだけれども、むしろそれが幸いしてスイートポテトっぽくなってる。上にアイスが載っているから余計。美味しいよ。素朴な美味しさ。
にやにやしながら食べました。また食べたいなー。
桜島からフェリーで鹿児島市街地へ戻ります。じゃあね。桜島。
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