旅あれこれ

◎小倉・門司・耶馬渓・宇佐・国東半島のルートの検討会。

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前回の旅行では朝5時にフェリーで小倉に着いて、門司港レトロの観光を涙を呑んで割愛し、直接宇佐に行ってその日に宇佐神宮と国東半島を回りました。この辺のルートが本人的に満足出来なかったので、再検討をしたいと思います。

 

門司・小倉・耶馬渓で行きたいところ。

宇佐・国東半島は先日また別に検討済み。

今回の旅行を踏まえていえば、
行けなかった門司港レトロに行きたい。
耶馬渓に行けば良かったと思った。
それを加味して宿泊地は、今回は宇佐だったけど中津に変更。

今後もし行くとしたら多分福岡空港利用だと思います。福岡の観光をどうするかということにも関わってくるのですが、そこは加減します。門司の観光を一日にするか、半日にするか。

 

 

門司の見どころ。

門司の見どころは門司港レトロ一択でいいですかね?はるかな昔、ちょっとだけ山口に渡って赤間神宮と長府には行ったので、海は渡らなくてもいいかなと思うんですよね。和布刈神社に行くか行かないかくらいかなあ。

門司港レトロは明治時代のレトロな建築群が魅力のエリア。主な見どころは以下の通り。

〇必ず行きたいところ

門司港駅
旧門司三井倶楽部
旧大阪商船(外観)
旧門司税関
関門海峡ミュージアム
旧大連航路上屋
出光美術館門司

〇行けたら行きたいところ

九州鉄道記念館
門司港レトロ観光列車「潮風号」
門司港レトロ展望室(夜景)
大連友好記念館(外観)

うーん。必ず行きたいところだけを回れば半日コース。出光美術館門司の見ごたえにもよるかなー。

潮風号は片道300円、1日乗り放題券600円(500円が適用される場合もある)です。駅は4つしかなくて終点は和布刈神社の近くなので、列車に乗るついでに神社へ行くついでに関門海峡を見る。というプランニングはあるかも。

それをやると半日では間違いなく足りなくて、丸一日ではちょっと余るというところかな。

ということは、ホテルがより豊富な小倉に泊まって翌日に朝から門司観光をし、門司で時間が余れば小倉城くらいを見てから移動して中津泊まり。
小倉-門司間は電車で15分で本数も豊富。
小倉-中津間は普通電車利用で1時間20分前後。1130円。本数は1時間に2本くらい。

 

小倉の見どころ。

さくっとチェックしてみたけれど、やっぱり小倉城かなー。

松本清張記念館は、松本清張読んだことない(なんとなく読まず嫌い)しなー。

旦過市場も気になるけど……朝が9時から10時開始で市場というイメージからすれば少し始動が遅い。朝ごはんを市場で食べられるタイミングなら使いやすいと思うんですけど。

工場の夜景は少し気になる。若松区の夜景もいいらしい。ここは行けるかも。

鴎外旧居もあるそうだが。行かなくてもいいかな。

小倉は小倉城のみ。

 

中津の見どころ。

小倉-中津はJRで特急30分1970円、普通電車で1時間ちょっと、1130円。30分しか違わないのなら普通電車でいいのだが、840円しか違わないのなら特急でもいい、というような料金設定。
特急の方が本数が多いようだ。30分に1本くらい。

 

 

〇中津で必ず行きたいところ。

耶馬渓!耶馬渓の名所にもいろいろありますね。
あとは唐揚げ。中津は唐揚げの聖地という看板をあげている。
中津城も。

〇中津で行けたら行きたいところ。

合元寺(赤壁寺)
村上医科資料館
鱧!ハモ!

 

耶馬渓のなかではどこに行くか。

耶馬渓の新緑マップを参考にすると。

青の洞門 競秀峰
道の駅耶馬トピア
古羅漢
羅漢寺
渓石園
耶馬渓アクアパーク
ひさしもみじ
一目八景
麗谷(うつくしだに)
裏耶馬渓(伊福の景)
魔林渓
猿飛千壺峡

耶馬渓ではこの12ヶ所が見どころのようです。レンタカーとはいえ、全部は回らなくていい気がするので4、5ヶ所くらいでしょうか。

青の洞門。伝説込みで。その手前のオランダ橋(耶馬渓橋)もきれい。ここも行かなきゃ。この辺りは中津中心部から車で20分程度とのこと。意外に近い。

古羅漢。岩山で中腹に昔のお堂の遺構があり、そこまでの道もあるようだがきつようだ。そこまで登って行くのはわたしは止めた方がいいみたい。階段もきびしそうだし、はしご登りそうなんだもん。

羅漢寺。懸造の舞台と3770体の石仏があるそう。リフト利用可。往復700円。徒歩だと20分急な登り。頂上までのリフトは800円。頂上はショボイという意見あり。

渓石園。1987年に耶馬渓ダムの完成を記念して作られた公園。フォトジェニックな写真が撮れそうな場所です。日本庭園のスタイルに若干市民公園的な要素も加えて、という雰囲気かな。紅葉もきれいですね。広そうなのでここに行くとちょっと時間を使うかも。

一目八景・麗谷(うつくしだに)。一目八景も目玉の一つなんだろうなあ。ひさしもみじは一目百景の手前にあって、普通に通りかかるみたいです。麗谷は一目八景から歩いて行くところ。深山の雰囲気がありますね。「平成3年と5年の台風により、風倒木が歩道を遮り、歩きにくくなっている。」というページがあったのだが、平成3年というと30年近く前。一体いつの時点の文章なんだろう。まだ台風の風倒木の始末が出来てないということは有り得るだろうか。

裏耶馬渓(伊福の景)。ここは多分パチリと写真を一枚撮って終わりなところ。

魔林峡・猿飛千壺峡。渓谷沿いの散策路。

耶馬渓の見どころは以上の7ヶ所かな。理想的には朝出来るだけ早くから動くべきかな。レンタカーが8時からだろうから、朝いちばんで行くことにして。

ちなみに車以外の交通手段で使えそうなのがあります。

大分交通耶馬渓めぐり

中津発着だと時間と値段が意外にミニマム。時間が短いこともあり耶馬渓をたっぷりというわけではないですが、公共交通機関利用で耶馬渓に行くとしたらこれがいいんじゃないかなと思った。

 

合元寺

合元寺は赤い壁が特徴的なお寺。この赤さは一般的にはお茶屋さんか妓楼の赤さだが……
由来がすごいですね。黒田官兵衛がひどい。まさに戦国時代らしい一挿話。

村上医科資料館

村上医科資料館は、医科資料館?と一瞬首をかしげたが、そういえば前野良沢が中津藩医だった!前野良沢は教科書にも載っている「解体新書」の人です。が、「解体新書」をその時の完成度で出版するのに反対で、出版に積極的な杉田玄白と袂を分かち自分の名前を解体新書に印刷するのを許さなかった人。

現在でこそ「解体新書」の翻訳に前野良沢が重要な役割を果たしていたのは認知されていますが、出版された当時は杉田玄白の名こそ高かれ、前野良沢はその尽力にも関わらず全く無名の人だったはずなんです。

そこは本人の選択だから自由だが(それはそれでその葛藤はドラマだけれども)、そこに付随して小さなドラマが。

前野良沢は中津藩に仕えていたわけです。中津藩からお給料を頂いていた。が、オランダ語の翻訳に精魂傾けるためには中津藩医としての業務はだいぶ減らして当たらなければならなかったはず。中津藩としては前野良沢がオランダ語を勉強することに直接的なメリットはなかった。大学教授が授業を持たずに独自の研究に没頭しているようなものです。藩主としては「もっと藩の仕事をせい」くらい言ってもいいはず。

しかし時の中津藩主は(奥平昌鹿。これがなんと文字そのままマサシカと読む)前野良沢を応援し、何かと後ろ盾になったらしいです。そのおかげで前野良沢も何とかオランダ語の勉強を続けられた。

わたしはこのエピソードが好きでねえ。ちょっと泣ける。奥平昌鹿は歴史上の巨人というわけではありませんが、彼もまた明治維新の一滴。

 

というような内容を読みたい方はこのマンガがおすすめ。関ケ原から明治維新直前までの流れを追う超大河ギャグマンガ。

 


風雲児たち(第1巻) ワイド版 (SPコミックス) [ みなもと太郎 ]

 

「風雲児たち」が大好きな三谷幸喜がそれを原案として脚本を書いた何年か前のお正月ドラマ。面白かったです。これは解体新書を生み出すための葛藤をコミカルに描いたコメディ。


風雲児たち 蘭学革命(れぼりゅうし)篇 [DVD]

 

鱧。ハモ。

鱧が中津のグルメって初めて聞いた!
鱧って実は憧れがあります。関西の方では一般的なようですが、うちの地元ではほとんど食べられていません。食べてみたい。

「和食処鬼太郎」の鱧かつ丼なら手が出る値段かなあ。だが人気店のようだから混んでいるかもしれないし、鱧は味が繊細だというから、かつ丼で真価を味わえるのか。

しかし鱧の湯引きを酢味噌で食べるとなるとそもそも酢味噌が嫌いだし、
鱧のしゃぶしゃぶをポン酢でとなるとポン酢も嫌いだし。
鱧の天丼は間違いなく美味しそうだけど、天丼で鱧を食べたと言っていいものやら。

食べログランキングを上から見ているのですが、「割烹丸清」の鱧雑炊を食べてみたい。これに鱧シュウマイなら手が出る値段かな。でも雑炊とシュウマイで鱧を食べたと(以下略)。

あっ!「うみてらす豊前」という産直市場?に入っている食堂で鱧が食べられる!
ここは選べるメニューがたくさんあっていいかも!
中津市の隣の豊前市にあるが6キロしか離れてないようだし。レンタカーを借りるのなら楽勝で行ける。が、耶馬渓に行って昼にここに行くのはちょっと動線的に難しいね。

……鱧をどこで食べるかが決まりません。要検討。

福沢諭吉記念館と木村記念美術館と長谷寺は、チェックしたけど行かなくてもいいかなと思いました。一応メモしておく。

 

全体の流れとしては。

中津は午前中に耶馬渓。青の洞門・競秀峰→古羅漢→羅漢寺→一目八景・麗谷→裏耶馬渓→魔林峡・猿飛千壺峡→渓石園というコース。
午後に中津中心部。それとも逆の方がいいのかなー。どうもランチの鱧を視野に入れるとプランに邪念が混ざる。

中津・国東半島・杵築市・臼杵はレンタカーを使うことでしょう。ちょっと調べたところレンタカー2泊3日で11310円。3日間の交通費としては安いですね。レンタカーは半日一日だと割高だけど、長くなるとだいぶ割安になるんだね。大分駅乗り捨てでも追加料金なし。レンタカー利用だとしたら県立博物館は翌日国東半島へ行く途中、宇佐神宮と共に行きたいと思います。

というわけで小倉・門司・耶馬渓・宇佐・国東半島のルートはこうなりました。

1日目:小倉に前泊して門司観光。門司と小倉城を見終わったら中津へ移動し宿泊。
2日目:レンタカーを借りて耶馬渓と中津観光。中津泊まり。
3日目:宇佐神宮と県立博物館と国東半島。杵築泊まり。
4日目:杵築観光の後、理想は臼杵磨崖仏を見て大分泊まり。

4日目は移動距離が100キロくらいになるので無理そうだったら杵築観光のみ。移動だけに使うのだったら本当は杵築に着いた時点でレンタカーを返してしまいたい。だが杵築で乗り捨てが出来そうもない。

なお前回の旅行で、初めて行く都市部で車を運転しながらレンタカー屋さんを探す恐怖を存分に味わったはずなのに、予定を組むと大分で車を返すことになりそう。熊本よりは通行量が少ないから大丈夫なんじゃないだろうかと。

……しかしこれの前後に博多と大分市内をくっつけることを考えると福岡・大分の2県の旅行で1週間はかかりますね。長いな。まあ鳥取と島根で6日かけるくらいなので、本人的にはこれが通常営業といえば通常営業。

同じような日程で観光なさる方は少ないと思いますが、小倉・門司・耶馬渓・宇佐・国東半島の観光をなさる方に部分的にでも参考にしていただければうれしいです。

 

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