いろいろ徒然

◎アクリル画初心者は、茎の描き方に苦労しています。

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お絵描きを始めて3ヶ月弱経ちました。2ヶ月半くらいに「もう描けるものがなくなりそう」という停滞期に入りかけたのですが、その直後、白樺の木が意外に描けそうなことと、サクランボが思いのほか簡単に可愛く描けたので復活しかけているところです。あ、竹も描けそうになってきた。

竹と白樺の描き方って幹の色付け部分で似たような描き方を使うんですよね。ある一つの描き方を覚えると描ける範囲が広がるということはあると思います。なのでyoutubeを見て描けそうな、あるいはちょっとがんばれば描けるようになりそうな描き方・モチーフを探すの大事。

 

茎に苦戦しています……

今まで数々のものに苦戦してきました。木にも苦労した。薔薇にも現在進行形で苦労している。そして地味に苦労しているのが、

茎です。

花を描くのに避けては通れないパーツですよね。線をすーっと描いてそれでいいようなもんですが、その「すーっと描く」のが難しい。いたずら描きだとけっこう描けるんですよ。思い切りよく、無頓着に描けるから。きれいな線になってカーブもきれいに曲がって。

でも本番の紙やキャンバスに描こうとすると……格段に緊張する。短い線はだいたいいけるんですけど、長い線がねえ。今まで描いたのはチューリップとあやめだけれど、茎の線に美しさがない。

あやめは茎以外はけっこう上手くいったので残念。チューリップは茎の欠点よりも、葉っぱの位置が変だというもっと大きな欠点があったので、そこまでではなかったが。

 

解決法、3点。

一応、現時点で茎の描き方は3つ発見しています。

パレットナイフの側面を使う。

パレットナイフは今後使えるようになりたい道具ですが、現時点で本気で使ったことはありません。そのうち硬めの何かと混ぜて、油絵風の盛り上がった感じで描いてみたいけれども、まあ相当に遠い先の話ですね。

それはともかく、パレットナイフの側面は細い直線を描くのに使えるそうです。動画で誰かがやっていて、使えるかもと思ったのでやってみた。

が、これは難しいですね。大分練習しないと思った通りの線を引くまでに至らないと思う。絵具のつける量も難しいし、パレットナイフの形によっても違うだろうけど、短い線しか引けなさそうですね。あと基本的に直線になる。茎を美しい曲線で描きたいという狙いからは外れると思います。でも短い直線なら。まっすぐ細く描けるところは強みだし。

ななめ筆を使う。

筆の名前がわからなかったので便宜上「ななめ筆」と描きましたが、ななめ筆でけっこう検索に出て来るのね!笑った。アンギュラー筆というそうですね。平筆で、筆先が斜めに切ってある奴。平型斜先ともいうそうです。


画材筆 アクリル筆 ペイントブラシ 平型斜先 水彩画 アクリル画 油絵 ガッシュ絵 9本セット

目下茎を描くのに一番使っているのはこれかもしれない。まだ使うのに習熟してませんが、上手に使うと長いきれいな曲線が描ける。反面失敗するとものすごく太い線になってしまうので、本番は緊張します。そして緊張すると精度が下がる。まだまだ練習が必要。

ライナー筆(?)を使う。

ライナーというのが一番名が体を表していると思うんですが、ライナーで検索すると数が少ない。スクリプト筆というようですね。これを先日、青葉画荘で買いました。

筆のブランドなど全然わからないので、筆の側面を見ても謎の単語が並んでいるだけで難しかったのですが、多分買ったのはこれ。

アルテージュ キャムロンプロ 670 2/0号 スクリプト 159420

アルテージュ キャムロン プロ 2/0。

相当に細いタイプのものです。穂先の長さとしては2センチ強、毛の本数が何本か数えられそうな気がするほど。もう少し太いものの方がいい気がしたのですが売り場であまり見当たらず、とにかく使用感を確かめてみなければと思って買ってみました。1000円はしなかったと思う。

使ってみたところ、たしかに細い曲線が描きやすい。練習はもっと必要だけど。
でも毛の本数が少ないからでしょう、絵具はたくさんは保持出来ない。つまり長い曲線は描けず。5センチくらいの長さのか細い線を描くには大変いいけど、それ以上になるとかすれがち。なるべくたくさん絵具を含ませて描いてもそうでした。

もっと毛先が長い――3センチか4センチくらいの筆を使ってみたいなあ。多分長い曲線が描けるんじゃないだろうか。

 

筆はいろいろ使ってみた方がいいみたい。

絵を描いたのは中学生以来です。その頃使っていたのは丸筆の大中小くらいだった気がする。筆の使い分けをしようと思うほど考えて絵を描いていたわけではなかったし、単に線で描いた絵に色を塗っていたに過ぎなかった。

でも筆によって、描けるものが変わるんですね!これはアクリル画だからなのかな?水彩画ってここまで筆の使い分けをしないんじゃないでしょうか。この筆の使い分けも、難しいけど面白い部分。まだ全然使いこなせてないですが、それが自在に使えるようになったら楽しいんだろうなあ。

吹けば飛ぶようなわたしでさえ、普段使っている筆が6、7本はありますからね。

細い平筆。
細い丸筆。
ななめ筆。
ぼさ筆(毛先がぼさぼさな平筆)。
1センチくらいの幅の平筆。
1.5センチくらいの幅の平筆。
100均で買った3本セットの豚毛の平筆の1番大きいサイズ。
ナイロン製の扇形の筆。

けっこうこれらがそれぞれ特徴的なタッチになってですね……。1本の筆で3つくらいの描き方が出来る感じ。これに習熟すればわたしも30通りの描き方をマスターしたことになって、描ける絵がだいぶふえるんだろうなあ。

アクリル画って筆致や描き方で相当違うんですね。その分難しいけど面白い。
同じ木を描いても平筆とぼさ筆では違うものになる。それをちゃんと使いこなすことが出来れば大きな武器ですね。「この筆ならこんな描き方とこんな描き方とこんな描き方が出来る」って教えてくれる本があれば早いのになー。図書館で見てみようか。

よく使う筆の他にもすでに10本くらいあるし、他にもいろいろな筆も使ってみたいから、
筆の保管も少し問題。広口瓶に全部まとめてさしたらそんなに場所も取らないし楽かとも思うが、現状絵を描く時は、いちいち絵具から何から出したりしまったりしている状況なので、そこで筆の保管が独立になると運ぶ一往復が増える。

わたしは平筆が好きかなー。細い平筆を基本的に使っているかもしれない。細いわりに描き方によってはボリュームが出せて楽。

ななめ筆はシュッとした線を描きたい時の第一候補。
ぼさぼさ筆は大きめの木の葉っぱ(かたまり)を描けます。
小さな丸筆は葉っぱを一枚一枚描く時。
大きい方の平筆は背景を全部塗る時。
大きい豚毛の平筆は背景を全部塗る時で、少し筆致を残したい時。
扇型の筆は、いつかは葉っぱが描けるようになるはず。今は野原の草を描くのに重宝。

 

いろいろやってみて、何度も練習。

当たり前の話ですけど、実際に手に取って実際に何度もやらないとやれるようにはならない。……今までの人生において体を使ってコツコツ練習することがとても少なかったので、積み重ねてほんの少しずつ前進するというのが新鮮です。

でもゼロから始めているのである程度までは前進できるだろうけど、前進が感じられなくなった時に続けられるかが鍵ですね。絵を描くこと自体が楽しいのか、出来上がった絵にそれなりに満足感を得られるのが楽しいのか。現時点ではどっちかというと後者なので、満足感がなくなったらどうなるかなあ。

茎がきれいに描けるようになれることを目指して!

 

 

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