日々いろいろ

あなたも間取りスト?トンデモな間取りって面白い。

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ネットで検索をしていたら、たまたまロンドンの高級住宅を紹介した不動産屋さんのサイトに行きあたりました。これ面白い。

もうそれはそれは高級。何しろ何億円の世界ですから。間取りとしては普通のフラットだけど、場所代で4、5億いっているところもありますね。ロンドン・ヴィクトリア駅から徒歩圏内なんて、どれだけ世界の一等地……!

ところで、これは内装もそのまま渡してくれるんだろうか?インテリア総とっかえなんだろうか?まあ総とっかえだろうな。
インテリアを一から買い始めるとなれば、ものすごく時間が(もちろんお金も)かかるよなあ。10億の豪邸を買う人ならインテリアも凝るだろうし、そこにお金をかけられないようでは豪邸を買う意味がないし。サイズ感とインテリアの兼ね合いって難しいんでしょうね。

このサイトはわりあい多くの物件で間取り図が載っているところが良かったですね。見やすい。間取り図がない場合でも写真が豊富。インテリアも入っている状態。目の保養になります。

ついでに同じサイトの、ロンドンも含めたイギリス全体のページも。

ふむ。サリー州にお買い得物件が多いな。役立てようもない情報だが。
サイトのページが50を超えるので、ずーっと見てるとあっという間に時間が経ってしまいます。ほどほどに。

わたしの場合はあっという間に時間が経ってしまったわけですが(汗)、見ているうちに思い出しました。そういえばわたしは間取りストだった。

 

間取りストってなに?

そんなに一般的な言葉ではないと思います。ざっくりいうと間取りストとは「間取り図を見るのが好きな人」。

「間取り図を見るのが好き」にもいろいろな方向がありますね。

つい不動産のチラシを見てしまう。
実際に家を建てようとしている人が理想の間取りを研究している。
変な間取り図を味わい楽しむ。

全部間取りストといえば間取りストですが、狭い意味での間取りストは一番最後の場合を指します。

 

間取りストの先駆け、「間取りの手帖」。

先駆けはこの本ですね。


間取りの手帖remix (ちくま文庫) [ 佐藤和歌子 ]

 

トンデモ間取り図本。すごくヘンな間取りを集めた本です。著者が間取り図好きで、間取り図を集めているうちに「なにこれ?」というものが集まったそうです。コメントが時々アマいと思うが、それもある意味味わい深い。

内容の一部として、出版社による内容紹介ページがこちら。が、このラインナップだと形の変さしか基準がないみたいで、わたしとしては不満です。もっといろんな方向の変さが集まっているのに!このページを作った筑摩書房の人は、この本の面白さが今一つわかってないのではないか。

ヘンな間取り好きの人におすすめです。

ただ、くれぐれもご注意いただきたいのは、これマジメに間取りの参考にしようとして読む本ではないですからね!むしろ現実にあるのが不条理な、ほんとにあるのかこれ?といいたい間取りが満載です。

これが面白かったら、同系統の本がこれ。

 


間取り図大好き!

これもヘンな間取り図の本。著者が違うとツッコミも変わります。ツボが合うか合わないかもあるかも。新品だとだいぶ高値がついているようだが、そこまででは。

 

間取りストのための、ちょっと面白いサイト3つ。

ちなみにちょっとだけヘンな間取りを紹介している不動産関連サイト「物件ファン」の中のリアルタイム間取り図ナイトの部分はこちら。

実際の取り扱い物件なので、そこまで奇天烈な間取りではないです。商売なのであまりキビシイつっこみもなし。しかしこれは変わった間取りが実際の写真によって詳しく紹介されているのが見どころ。ここを追求してくれるところはめったにありません。間取り図だけでは納得出来ないところ、実際に見ると、……これがまた、納得出来ない。なぜこれを作る!と思う。

なお、同じサイトのカテゴリー(右上にあります)で「間取り図」と「豪邸」も面白いです。

あとここも面白いかも。ツイッターです。
ライフルホームすごいおうち
さすがに毎日更新は無理か。

Y 澤不動産。
知る人ぞ知る、超奇天烈物件サイト。
……って、わたしは信じたよ!危なかった。ほんとに問合せしてはいけませんよ。
スタッフブログも凝っている。

 

手描き間取り図の魅力。建築家・中村好文。

奇天烈物件サイトからの文脈だとちょっとおかしいのですが、手描きの間取り図から思い出したのが中村好文の著作です。


住宅巡礼 [ 中村好文 ]

この本は、旅好きの建築家・中村好文さんが各国の名住宅建築を回って、その感想をふわりと書いている旅行記。これ面白いんですー。
建築家が建築を見るんだから、本来は専門的なことでいっぱい言いたいことはあるのだろうが、全然難しいことは書いてません。一般人が読んで普通に楽しめます。これに中村さんの手描きの間取り図が載ってるんですよね。その間取り図が可愛いの。

「住宅巡礼」は正・続と2冊あります。

 

手描きの部屋図といえば。妹尾河童「河童が覗いたシリーズ。」

方向性がずれていきますけど、「手描きの間取り図」からの連想だとどうしてもこれもあげておきたい。名作なんです。


河童が覗いた「仕事場」 (文春文庫)

古本しかないみたい。

間取り図という意味では「河童が覗いた仕事場」が一番いいだろうか……
妹尾河童は舞台美術家・エッセイスト・小説家。あ、そうそう「少年H」の著者です。これは小説としても売れたし、映画・ドラマにもなった。わたし読んでないけど。

舞台美術家が全員こんな絵を描けるわけではないと思いますが、河童さんはその場所を鳥瞰図的に真上からきっちり描くのが上手くてね。再現率がすごいんですよ。描くのに一体何時間かかるんだろうと思う。部屋だけではなくて、屋外だろうが人がいようがお構いなし。でもそのきっちり具合がよくわかる、部屋の鳥瞰図が一番面白いよなあ。まさに間取りストが求める立体間取り。

 


河童が覗いたヨーロッパ (新潮文庫)

「河童が覗いたシリーズ」の旅三部作。「ヨーロッパ」「インド」「ニッポン」。最初に出した「ヨーロッパ」は50年近く前に発行されております。
すっかり忘れていたけど、この三冊は本文も手書きです。手書きというと癖の強い、書き急いだような読みにくい字というイメージがあるかと思いますが、河童さんの字はレタリングと見紛うばかりですよ。読みやすい。普段もこんな字を書くんだろうねえ。

旅行記としてもすごく面白い。言いたいことがあり、それを上手に書く能力のある人が楽しんで書いたエッセイ。

 

間取り図って面白いですよね。

ついつい時を忘れて見入ってしまう、それが間取り図です。目についた不動産のチラシは見るという人も多いと思いますが、正直不動産のチラシって千差万別というよりは大同小異なんですよね。そんな中で、奇天烈な間取りに出会いたければ、上記の書籍・サイトをどうぞ。数十分の間、楽しめます。

わたしはとりあえずイギリスの高級住宅を最後まで眺めようかと……間取り図には中毒性がある。どっぷりはまると抜け出せなくなってしまう。一日ちょっとずつ眺めるようにします。

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