いろいろ徒然

◎業務スーパー DE ベルギーランチ。

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業務スーパーの冷凍ムール貝は試してみるのが楽しみでした。それを買ってくるに当たっては、「これはベルギーランチにするしかない!」と思っていた。

なぜかというと、ムール貝ってベルギーの名物なんですよねー。フライドポテトもベルギー発祥とされている。そして業務スーパーで人気なのはベルギーワッフル。完璧。

ムール貝はベルギーで、一般的に白ワイン蒸しで食べます。1人分がお鍋にいっぱい、「こんなに!?」というほど出て来る。それに比べてフライドポテトは普通の量。逆では?と思うくらい。

 

日本人と欧米(の一部)の食事感覚の違い。

日本人の感覚だと食事とは主食+おかずですが、欧米では主食+おかずという考え方はしないようです。われわれは「日本人にとっての米が欧米人にとってのパン」と考えがち。でもパンはおそらく付け合わせにとどまります。例えれば……うーん、漬物みたいな感じ?必須ではなく、あるとうれしい、という意味において。

欧米では基本的に、食事とは「肉を食べるもの」という意識である気がします。魚を食べるのも(これも地域によりますが)、意識としては肉の代わり。ムール貝もパン(あるいはフライドポテト)のおかずではなく、ムール貝そのものが食事。そのためムール貝でお腹いっぱいになる量が出てくる。

余談ですが欧米の人にとって「肉を食べる」が満たされない食事は、無意識にしてもどこかに不満が残りがちなもののようです。もちろん個人差が大きい部分かと思いますが、たとえば何日か欧米人の方をおもてなしするような時は、寿司・天ぷら・すき焼きなど食べさせたい日本料理を続けるだけではなくて、ステーキのようなシンプルな肉料理を何回かした方がいいかも。

 

業務スーパーで冷凍ムール貝を入手。

業務スーパーのムール貝は500g入り、300円くらいです。ベルギー風を目指すなら1人1袋欲しい。最低でも1人半袋。まあでもここは主食+おかずの日本です。ムール貝をひたすら食べるというスタイルに違和感がある場合、あるいは準備した量でお腹がいっぱいにならない場合に備えて、フライドポテトは多めに準備しましょう。

冷凍フライドポテトも業務スーパーの人気商品ですね!1キロで200円弱と激安。多めに揚げて、余ったら、残り物は賽の目に切ってポテトオムレツなどに。

業務スーパー人気のベルギーワッフルも買っちゃいましょう。10個入りのプレーンが人気ですが、冷凍庫にスペースのないわたしは5個入りでチョコレート付きのにします。250円くらいだったかな?

 

ムール貝の白ワイン蒸しは簡単!

適当にやっても何とかなります。目分量というかフィーリングでいけます。

にんにくは~、お好みで~♪←なぜか歌う。
ムール貝1袋あたり1粒か2粒。みじん切りかスライスで。

鷹の爪も適当に。辛すぎない程度に。

塩コショウを効かせて。

オリーブオイルをひと回し。

白ワインはたっぷり。コツはこれだけかも。1袋あたり80~100㏄。それより多少多く入れても問題ありません。ワイン200mlとかちょっとびびりますが、白ワイン720mlで400円くらいのものもありますからね。

にんにく、鷹の爪をオリーブオイルで(低温で)炒めたら、ムール貝を冷凍のまま、あとは塩と白ワインを入れて。鍋の蓋をして10分から15分。以上。

その間にフライドポテトを揚げましょう。それなりの量を作る場合はやっぱり油で揚げた方が美味しい&簡単だと思います。少量なら揚げ焼でもいいけど。

蒸し終わったら、鍋ごとテーブルに出すのが必須。そうじゃないとベルギーっぽさが出ない。揚げたてのポテトに塩を振って、忘れずにワッフルも用意して、ベルギーランチ、完成です!

 

ムール貝のベルギー的な食べ方。

ムール貝の上手な食べ方があるんですよね。これはたっぷりのムール貝を食べる機会のないわたしたち日本人には意外に盲点だと思います。

1.まず一つのムール貝を箸なりフォークなりで食べる。
2.1個目の貝をそのまま手元に残し、2個目以降の貝は1個目の貝を、ピンセットのように使って挟んでつまみ出す。そのまま口へ。

これがまー、食べやすい!箸よりもフォークよりもスプーンよりも食べやすい。自らの殻でこんなに食べやすくなってしまうなんて、一体ムール貝本人はどう思っているんだろう……と、思わず哲学的な思索にふけってしまうくらい食べやすい。

これならお子さんでも大丈夫じゃないですかねえ。わりと楽しく食事をしてくれるのではないだろうか。が、そもそも貝に触るのがイヤという場合もあるかもしれないで注意。ちなみに冷凍ムール貝の殻には割れているものもちょこちょこあるので、そこはお気をつけになってください。

 

残ったスープの活用法。

全部食べ終わった後、あとには出汁が残ります。たっぷり白ワインをつかった、にんにくと鷹の爪入りの貝の出汁ですから、これが美味しくないわけがないんですよねー。

食べる前に鍋から出汁を取り分けておくか、食べてから出汁だけ残すか、どっちの方法も正直若干微妙ですが、いずれにしても残してパスタなどに使うと美味しいのです。味の組合せ的には、ムール貝の鍋とパスタにすればちょうどいい主菜+主食のコンビになるんですけど、それだとベルギー風ではない。やはりここはフライドポテトとの組合せにしたい。

 

ムール貝の思い出は、日本語の崩壊。

最後に一つ、ベルギーでムール貝を食べた時の思い出を。
どこが安いかなーとレストラン街をうろついていた時のこと。日本語のメニューがあったんですよね、店の外に。店内のメニューで日本語のものがある国はまれにあったけど、外に出してくれている店は珍しかった。

が、その看板の日本語が。
よく東南アジアや中国で、その日本語の崩壊ぶりが笑える看板があったりするイメージがありますが、ここでもかなりの崩壊ぶり。

チーズのオメレチ、パンとバータ付け
玉葱のリースであえたい貝
桜ビルで調理した牛肉、ホメ、ナチュレ付け
油で揚げたなまだら、西洋風鳥草のつばみリース
焼きシタラメ

百年になったシェーレーオンのお店は、お客様にベルギーの代表的な背景で給仕した、新鮮な産品を賞味します

……もう、このたどたどしさが愛しくって。
Google翻訳がネットで簡単に使える時代じゃないんですよ。多分日本人観光客に向けて、お店の人が紙の辞書を引き引き、一所懸命翻訳した文章だと思う。しかも字はきれいでしたからね。

オメレチはオムレツですよね。玉ねぎのソースですよね。あえたいのは希望か。桜ビルってなんだろう……。ビールはベルギーで有名な気がするから、チェリービールとかあるかな。謎なのはホメ。ナチュレって何?鳥草のつばみソースも不明。シタラメはシタビラメだね。

正しく書いてあるメニューもあったけれど、ほぼ半分は崩壊していた。結局この店には入らなかったんですけど。そんな思い出のあるムール貝の白ワイン蒸しでした。

 

なんちゃってベルギーのランチ。

なんちゃってベルギー料理で行ったつもりになりましょう。ムール貝とフライドポテトとベルギーワッフル。全部業務スーパーで入手可能。定番商品なので、行くとだいたい買うことが出来ると思います。1人前400円くらいですかね。400円で出来るちょっとしたお遊び。

ベルギーの映像など見ながらだとさらに盛り上がると思います。ベルギーの主要観光都市は、世界で最も美しい広場のグラン・プラス広場のブリュッセル、中世の塔が印象的な水都ブリュージュ、「フランダースの犬」の舞台アントワープ、有名な祭壇画のあるゲントなど。魅力的な小さな町がたくさんある。

これはグラン・プラス広場です。建物が華やか。地面は、花を敷き詰めて作ったカーペット。そういうお祭りがあるんですねー。

ベルギーランチをお楽しみください!

 

 

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