amairoの旅日記 西四国・南九州の巻/2019

14.松山から小倉。フェリーで夜の海を渡る。

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21:00にバスでJR松山駅を出てどこへ向かうかというと、松山観光港です。ここから小倉へのフェリーに乗ろうとしています。道後温泉、大街道、松山市駅、JR松山駅などからリムジンバスも出ていて便利。

松山-大分間の移動はどうする?

松山から大分へ行くルートには、だいぶ悩んだんですよね。
愛媛県の観光案内のページには、主に電車・フェリー利用で、別府-松山間が3時間40分、臼杵-松山間が3時間10分、佐賀関港-松山が2時間50分という3つのルートが書いてあります。でも他県者が見ると、八幡港も三崎港も佐賀関港も、どこにあるか土地鑑がないんだ!簡単でいいから地図も載せておいて下さい。

 

しかも松山と八幡港って特急で50分だって。特急で50分、さらにフェリーで2、3時間となると多分お金もかかりますよ。面倒で計算してないけど。佐賀関港のコースなんて、タクシー50分だって!50分のタクシー代って一体いくらだよ。

ピンと来ない……と思いながら数日が経ちました。JRは問題外として、むしろ飛行機で関空乗り継ぎとかになっちゃうのかなあ。それもやだなあ。うーん。

こんなページも目に入りました。これなら値段的に使えるかもしれないけど、利便性を図った上での5時間半か。長すぎる。というか、そもそも2017年夏限定で試しに、という話だ。今検索してこのルートが出てこないのであれば、おそらく試しにやって採算が取れなかったんだろうな。うむむ。

しかし何度目かのリサーチで、――おや?これは?

 

松山-小倉の夜フェリー。

今まで「松山から大分」という情報収集であまり目に入ってなかったけど、松山からは小倉へのフェリーも出ていますね。夜フェリーですね。……夜フェリーか。昼間に5時間も6時間もかけて乗り継いで行くよりは時間が有効に使えそうだ。小倉から大分県へ移動することになるけど、大分県でわたしが行きたいのは宇佐なんだから、小倉ー宇佐間はJRで遠くはないはず。

あ!それに小倉に行くんなら門司港にも行けるんじゃない?こないだテレビで見て、行きたいと思っていたの!

これだ!と心が決まりました。何せ安い。移動も出来た上に1泊分のホテル代も込みと考えればすごくお得な感じ。ここで突破口が開いた。スケジューリングの醍醐味はこんなところにあります。今まで気づいてなかったルートを見つけた時の喜び。

と、ルートとしては「いいもん見つけた!」とテンションが上がった松山-小倉フェリーですが、実際のところは若干の不安もありました。

二等寝台か二等か。今回の旅では安さを追求しているので、2500円安い二等だろうなあ。
二等寝台8450円。二等5990円。二等は大部屋での雑魚寝です。まあお互いさまだからそこまでうるさい人もいないだろう。でも大部屋だから男女混合なんだろうし、フェリーがそこまで混むとは思えないから、男が10人くらいで女がわたしだけだったらちょっと嫌だな。そこに酔っ払いなんかいたらもっと嫌だなー。

今までの夜フェリーの経験は、はるか昔の仙台ー苫小牧間(たしかこの時は二等寝台)、同じくはるか昔のドーバー海峡越え(この時は椅子席)、10年位前のクレタ島-アテネ間(この時は結果的に4人部屋を貸し切り)です。大部屋で寝るのは初めて。
クルーズ旅行の経験もゼロです。

それと、予約をしてだいぶ経ってから「スーツケースはどうすればいいんだろう?」と心配になりました。貴重品が入っているわけではないから、鍵付きのロッカーなどは求めてないけど、トイレや洗面の時に置いていって大丈夫なもんかな。
それよりも、寝る所のそばにでかいスーツケース置いておけるもんかな。端っこに寝られたらどこかに置けるだろうが、真ん中で周りに人がいたら置き場所に困ったりしないかな。

わたしは取り越し苦労をするタイプの人間です。心配なままなのも嫌なので、フェリー会社にメールで問合せもしてみました。が、迅速な返信をくれたのはいいけれども、内容はわたしの不安を解消するものではない……。うーん。とりあえずは行ってみないとわからない。

今回の旅では数々のヤマがありましたが、このフェリーもヤマの一つでした。さてどうなるか。

 

松山観光港。

わびしい夜の港を想像して行ったんです。

そしたら空港並みに新しくてきれいな施設で一安心。乗客は少ないけれども。

だが船に乗るまですごく遠い。

 

これがだいたい行程の半分くらいの時点で撮った写真じゃなかっただろうか。散々歩いて来て「それにしても長い廊下だなー」と思って撮ったんだから。全部で1キロ近い?おおげさ?

ようやく船までたどり着き、入口のせまい階段をスーツケースを持ち上げて登る。エレベーターなどはない様子。クレタ島のフェリーは一応クルーズ船だったらしくエスカレーターもレストランもついていたが。あれは一応クルーズ旅行?
まあ今回と同じく夜乗って朝着くだけの利用だったので、クルーズ旅行とは違いますね。

 

廊下も照明が明るくて安心。

 

 

実際に寝た部屋。大部屋じゃなかったです。7人部屋で、わたしを含めて3人、女性だけ。船側の負担を考えれば(掃除とか)1部屋になるべく詰め込んじゃった方が楽であろうと思われるが、その辺りは乗客の快適性を考えてくれている様子。これならスーツケースの置き場には困らない。
とはいえ、最初は枕元に置いてみたんですが、そうするとわたしの布団がだいぶ靴脱ぎ場の方まで進出して他の2人の方に若干のご迷惑をかけそうなので、最終的には寝ているところの横に持ってきました。こういう時でも一応盗難の用心はします。

 

結果的に、フェリーはいい選択だった。

21:55に松山観光港を発って4:55に小倉港へ接岸しました。離岸も接岸もわからないほど静かだし、船の揺れも全く感じなかった。睡眠時間としては5時間ちょっとかと思われるが、ぐっすり眠れたのでその後の日程への負担はなかったです。ありがたかった。4:30に起床の船内放送が入り、それでちゃんと起きられました。

5:05、小倉へ上陸。

 

 

小倉へのフェリーを思いついた時点では、ここからまず門司へ行こうと思っていたんです。門司港レトロを見たい。

ただその後のスケジューリングをしている過程で「船で寝られなかった時のために、この日をレンタカーにしておけば途中で昼寝も出来るかな」と考えたんです。そうすると……レンタカーは国東半島を回るために借りたいわけだから、門司まで行くと午前中は門司を見るのにかかるだろうし、半日で国東半島は足りなかろう。

あと、もう少し頻繁にあるかと思った小倉ー宇佐間のJRが、意外に少なかったというのも理由の一つでした。小倉から、宇佐の手前の中津駅までは電車の本数があるんだけど、中津から宇佐の電車は日に何本かしかない。路線バスはありそうな気はしましたが、小倉-門司-中津-宇佐-国東半島という移動は細かく刻みすぎている。選択肢が少なくなってしまうのが、なんとなくイヤ。

いいや。今回は門司を切ろう。いつか福岡を再訪する時に行こう。
この日は国東半島を回る。事前にそう決めてレンタカーを予約してあります。
6:43小倉発のJRで宇佐駅に向かいます。

 

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