100円ショップはアイディアの宝庫だと思います。彷徨っていると、あ、こんなものもあるのか!これも100円なのか!ということばっかり。企業努力の賜物か次々に新商品が出ているので、いまだに100円ショップは新鮮です。
並んでいる商品を見て、自分の知らない自分のニーズに気づいたりするんですよねえ。自分史上最高の気づきは「グリルマット」でした。
……まあグリルマット自体は買ってないわけだが。アイディアだけをいただいた、110円も払ってない例。でも本当にこれは知って良かったアイディア。
クリアファイルが好き。
そして、今回「あっ!」と言わされたのは、クリアファイルを飾ることでした。
昔から好きなんですよね、クリアファイル。美術館の特別展などに行くと素敵なものがいくらでもあって。値段も400円程度とお手頃だし、欲しくなるものがすごく多い。
でも「買ってどうする」と自問すると買えなくなります。だってクリアファイルってたくさんあっても使いようがないんですもの。たしかに必要で便利です。でもそうそう数は使わないでしょう?おまけや入場プレゼントでもらったものがもう十分以上ある。
そして致命的なのが、クリアファイルって一つ間違うと劣化すること。直射日光はプラスチックの天敵です。あっという間に劣化してポロポロになって消えてしまう。始末が悪い。でも直射日光が当たる位置にあるカラーボックスにクリアファイルを置いてあるんだよなあ……。
そんなこんなで、素敵なクリアファイルを見ても買うのは我慢していました。
クリアファイルを飾る方法。
だが。先日ダイソーでこんなものと出会う。
ここに書かれた「クリアファイル対応」の文字に目を奪われる。……そうか!クリアファイルを飾る方法がないかと長年考えていたが、単に素直に額に入れればいいのか!目から鱗。
なるほどー。クリアファイルはA4より微妙に大きいから、普通のA4だと入らないんだね。クリアファイル対応にしたのはオテガラだ。これが100円!買って帰るしかない!
……しかし待て。家に使ってない額があったはず。まずそちらを試してみるべきなのでは?
というわけで、家に帰って額に入れてみました。
――いいじゃないですか!大きさもぴったり!余白があるところがさらにヨイ。(左側のシワはビニール袋を取らずに入れているからです。取ればいいんだけど、……入れ替える時にビニールがあった方が保管しやすいので取らないまま飾っています)
元々この額には三岸節子のポスターを入れていたんですよね。しかし長年の日焼けにより、三岸節子の生命線である色がすっかり劣化していた。直射日光に当てていたわけではないですが、ポスターというのは印刷ですので残念ながら劣化します。その色褪せたポスターを長年放置していた額を、今回久々に活用してみた!
ファイルは島川美術館で買った森本草介の薔薇(タイトル不明)。これは気に入りすぎて買って帰ってきてしまったヤツ。
これ、最初は真っ白な台紙を入れていたのですが(実は三岸節子のポスターの裏)少しコントラストが強すぎるので、それ用に買って来てあったダイソーの色画用紙「くすみカラー」を台紙として入れてみました。ここで雰囲気を変えられるのも少し大き目なサイズの額を使うメリット。
……まあ少し曲がっていたり左右が微妙なのはご愛敬。ここらへんがモノグサの限界です。そのうち気が向いたら直します。
これでクリアファイルが買えるようになる!……かも。
自分ではアート的なクリアファイルをもっと持っていると思っていたのですが、これの他には北斎の「神奈川沖浪裏」だけしかありませんでした。千住博の「大銀杏」も買った記憶があるが、多分相当前に劣化して消えたんでしょうね……。
しかしこれからは!「飾る」という活用法が出来たわけで、素敵だと思ったファイルは買うという選択も可能かもしれない。今までのようにカラーボックスに挟んで、時々取り出して見ているだけでは買う意味がなかったから。
今後は買ったクリアファイルの保管方法を検討したいと思います。紙製のホルダーケース(マチ付・ふた付き・封筒型)が好きなんですが、同様のものが100均にないんですよね。ボックスファイルとなるとみんな蓋がないものばかりで。プラスチックは劣化するし、透明・半透明ではない方がいいので、紙製がいいんですけどねー。コクヨ製品だったはずだが、コクヨのサイトでも見当たらない……。オフィスベンダーで探してみる。
ちなみに額に入れて飾ったことで勢いがついて、もう一つ余っていた額にポストカードを入れてみました。
これもなかなか気に入りました。
よく見えないだろうけど、上のポストカードはイギリスの王様ヘンリー8世とその妃たち。ヘンリー8世は6人の妃を次々取り換えた人として有名。もちろんこのポストカードに描かれたように6人全員の妃たちが一同に会したことはありません。
下のポストカードはそのヘンリー8世と2番目の妃アン・ブーリンの縁のお城、ヒ―ヴァ―キャッスル。ここは要塞型(=古い時代の)の小ぶりで武骨な城で、時代色が濃い。窓が小さく、内部は暗く、材は暗い、オークの色調。周囲はイングリッシュガーデン。たしか通路型の噴水があり、うかうかと通っていると突然水が噴き出して濡れます。びしょ濡れというほどではないけれども、突然水をかけられるのでびっくりする。
わたしは実はポストカードを山ほど持っていまして……。旅行に行ってもなるべくかさばるものは買わないように努力しているので、心置きなく買えるのはポストカードくらいなんですよね。その結果、ポストカードが大量に溜まってしまいました。
これも積極的にどんどん飾ろう!そのうち色あせるだろうけど、そうしたら捨てる決心もつくだろう!そうしないと永遠に本棚の一隅を占め続ける。ちなみに文庫本棚の60センチ強がポストカードで占められています……。
ここ1週間ほどで、今まですごくガマンしていたマスキングテープをついに買ってしまったので、嬉しくてあちこちに貼りたくなっている。
こんなこともしてみた。
……でもマスキングテープをセンス良く貼るのはなかなか難しいですよね。これもちょっと取って付けた感があって。ない方がいいな。だが貼ってみてピンとこなければすぐ剥がせるのがマスキングテープのいいところ。……あとで剥がしておきます。
こっちの方はほんのちょっといい感じ。
これは本来はカレンダーだったので、絵の下にカレンダー部分があったんですよね。それを切り取った結果、絵が中途半端に宙に浮いてしまった。これはこれでアリかもしれないが、少々気になるのでマスキングテープを貼ってみました。アクリルとマスキングテープの相性は最高です。
額がもう一つ余っているので、そっちには三岸節子の今まで飾っていたのとは別なポスターを入れたいです。が、アクリルシートが長年の日焼けにより変色しているので、新しいアクリルシートを買って来る予定。
お気に入りのものを身近に置いて暮らすのはいいものですね。
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