八村塁が約2ヶ月ぶりに試合に復帰しましたね!いつ出るんだろうとずっと気を揉んでいたので、ようやく出て来てほっとしました。昨年12月16日の試合中にケガをして、復帰がこの2月3日(日本時間4日)でした。
24試合ぶりの復帰。
わたしは当初、まあ年明けには復帰するだろうと予想していました。が、「まだ復帰しない」「まだかかる」という報道が続き。じりじりしていた。
結果的に24試合ぶりの復帰。これは長いといえばけっこう長い。当初は単に打撲だと思っていただけに。NBAのレギュラーシーズンが81試合なので、3分の1近く。
ルーキーイヤーを予想を超えた華々しい活躍で始めて、突然の怪我で2ヶ月近くを休まなければならない。普通だったらかなり精神的にダメージを受けると思うんです。肉体的にも、やはり動きが悪くなっていてもおかしくない。
が、復帰戦は26分出場で11得点、8リバウンド。全く長期離脱を感じさせない活躍でした。しかも態度にも焦りはなく、いつもの八村スマイルで朗らか。余裕を感じさせる。
ううっ。超一流はメンタルからして違う。ということをしみじみと感じさせられた復帰戦でした。
ライジング・スターズ・チャレンジってなに?
復帰自体も大変うれしかったですが、八村塁のライジング・スターズ・チャレンジ選出もすっごくうれしい!間に合うかな?と心配していたので。でも文字面だけ見ると「ライジング・スターズ・チャレンジ」ってなんのことかわかりづらいですよね。
これはNBA全チームの中で、1年目と2年目の選手限定で選ばれるオールスター。日本プロ野球でいえばフレッシュ・オールスターです。
それならそうと言ってくれよ、って感じですね。非英語圏の人のためにもっとわかりやすい名前をつけて欲しい。
2011年まではルーキーチャレンジといっていたそうです。が、英語でルーキーは1年目だけの選手を指すので、またそれも名は体を表さないらしい。ちなみに2年目の選手はソフォモアだそうです。sophomore。初めて聞いた。
どんな試合をするの?
1年選手と2年選手のオールスター。しかしチーム分けはちょっと目新しいものです。
チーム・ワールドVSチーム・USA。
チームワールドはアメリカ以外の出身者で構成されるチーム。
チームUSAはアメリカ出身者。
通常の所属チームは考慮されません。なのでチームメイトと敵味方になって戦う選手もいます。
八村塁は日本出身なので当然チームワールドの一員として戦います。
1チーム10人選出されるので合計で20人。
今年は1年目と2年目の選手が半々なのでNBAで1年目の選手として選ばれるのはたった10人。
八村選手は9巡目でのドラフト指名ですから、順当にいけば選ばれる順位ですが、しかし当然今まで試合に出てない選手は選ばれないし、出た上で活躍しなければ選ばれないのです。ドラフトの順位は関係ないといっていい。
怪我で2ヶ月弱試合に出られなかった八村選手が選ばれたのは、怪我前の活躍がすごかったことと、華がある選手だからという理由もありそうです。
つまり……
今後のスーパースターの可能性十分!うれしい!
ライジング・スターズ・チャレンジはいつ?
2020年のライジング・スターズ・チャレンジは現地時間では2月14日に行なわれます。日本での放送は2月15日、10:30から。
日本でNBAを見るためには、NBA Rakutenへの加入が必要です。
選べるプランは基本的に3種類。とにかく八村塁を見たい!という方にはベーシックプランでいいのではないかという提案もしました。
その時点ではオールスターやライジングスターズ・チャレンジの放映がベーシックプランに含まれるかどうかは「検討中」だったのですが、――やったー!
ベーシックプランでライジングスターズ・チャレンジもオールスターも見られます!
今から入っておけば間に合いますよー。それだけではなく、オールスターの前夜祭であるオールスター・サタデー・ナイトもベーシックプランで見られるらしい。太っ腹。
オールスター・サタデー・ナイトってなに?
オールスター・サタデー・ナイトは、
ダンクコンテスト
3ポイントコンテスト
スキルズチャレンジ
を主な内容とする前夜祭。現地では文字通り、お祭り騒ぎらしい。
(写真はオールスターではありません)
ダンクコンテスト(スラムダンクコンテスト)
ダンクコンテストは、選ばれた各選手がダンクという形式でシュートしそのかっこよさを競うコンテストです。
審査員(人数忘れてしまいました。5人くらい?)による点数制。点数のつけ方は主観で、ノリや流れにも左右される印象点なので厳密とは言えないが、選ばれてチャレンジする選手は、優勝すればやはり名誉になります。
出場選手は、予め演技構成を考えて来ます。ひねりを入れたり、脚の間を通してからダンクをしたり。他人に協力してもらってもいいので、何人かを連れて来てゴール前に立ってもらい、乗り越えてダンクをしたり、衣装に凝ったり。
思い思いのパフォーマンスを繰り広げます。
普通の試合で繰り出すダンクよりははるかに自由度が高いけれども、それでも2、3回とやってなかなか決まらないことも……。やり直しも認められていますが、その場合やはり得点は若干下がります。
3ポイントコンテスト
バスケットボールはゴールに近いところから入れたシュートが2点、ールから遠い、3ポイントラインの外から入れたシュートが3点とカウントされます。
60秒で25回シュートを打って、そのうちの何本が入るかを競う。60秒で25回はそのスピードだけでも並みの選手にはなかなか出来ません。さらに予選と決勝があり、勝者は合計50回のシュートをすることになるので、体力的にも大変……!
なお25球中5球はボーナスで2点が入るカラーボールです。ここでカラーボールを上手く沈められるかどうかで勝負が決まったりします。3ポイントコンテストはガチ勝負なので見ていて一番楽しいよ。
スキルズチャレンジ
シュート・ドリブル・パスという3つの技術を競うコンテスト。
コート内にコースが設定されており、1チームから2人1組でペアになってそのコースを巡る時間で勝者が決まります。総合的なバスケットのスキル(=技能)の問題なので、やはり上手い、器用な選手が出る印象です。
とはいえ、その時たまたまパスミスをすることもあり、最短時間で来たのに意識しすぎて最後のシュートで外し続けることもあり、障害物競走を見るような趣き。
ライジング・スターズ・チャレンジが楽しみです。
プロ野球でもBリーグでもそうですが、個人的にはレギュラーシーズンの真剣勝負の方が面白い。なので前後に数日の休みが入るオールスターは痛しかゆし。
しかし今回は楽しみです。だって八村塁の晴れ舞台ですから!
日本人がライジング・スター・チャレンジに出るなんて。というところがもう感慨深い。
それもぎりぎりで選出されたわけじゃなく、活躍が期待出来る立場で出場というのがまた楽しみ。もしかしてMVPも取っちゃったりして?ここまで期待しています。
まあわたしはウィザーズの試合しか見てないので、他の選手はよく知らないのですが。でもたとえ数字が大したことないにせよ、八村塁にとっては貴重な経験だし、日本バスケ界にとっては大きな一歩。
順調に行けば、再来年には本式のオールスターに出てくれる可能性もある?ただひたすら期待が高まる。八村選手。がんばってください。
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