サンデイズイン鹿児島の540円の朝食バイキングは期待以上のものでした!
前日までにチケットを買うと朝食バイキングは540円です。当日だと1080円だって。
すごくメニューが多い!
きびなご(地元名産)、ゴーヤーチャンプルー(地元料理)、鶏飯(地元料理)、スクランブルエッグ、ウィンナー、さつま汁(地元料理)、サラダ、黒豚のすき焼き風(地元名産?)、玉子焼き、ヨーグルト。
以上がわたしが食べたもの。食べ過ぎなんや。
この日は食べなかったけど、他には、さつま揚げ、カレー、おかゆ、煮物、焼き魚、オレンジ、パン。こんなに種類がある。バイキングはテンションが上がるわー。すっかり気に入って結局3日間この朝食バイキングを食べ続けるわけですが、煮物やきびなごの調理法などをちょっとずつ変えて、飽きないようにしてくれてます。
特にうれしかったのは鶏飯でした。鶏出汁好きだし、お茶づけも好きだし。わたしが鶏飯を食べない理由なんてあるだろうか。いや、ない。他を欲張って取っているので鶏飯の量は相対的に少なめですが、どんぶりでかきこみたい味。あっさりしてて美味しい。
きびなごもうれしかったなー。こういう地元食材を思いがけなく朝食バイキングで食べられると大変得した気分になります。
ホテルに対する満足度はますます高まる。
まずは西郷隆盛像へ。
ホテルを9:30に出て、繁華街である天文館エリアをうろうろし、……やっぱりここも地方都市のアーケード街で、あまり観光客に訴求するものはない。あ、でも「天文館むじゃき」を見つけた。あとで「しろくま」を食べにくるぞ!
鹿児島といえば、やはり西郷隆盛でしょう。まずは西郷像を見に行く。途中、俊寛碑とか小松帯刀像も見つつ。
なるほど。うーん。頭が大きすぎるような気が。足元から見たらまた遠近感が違うんだろうけど。
足元から見たところ。……うーん。やっぱり頭が大きすぎるような気が。
銅像って、結局見るだけですからね。写真をしつこく撮った後は、ここからカゴシマシティビューに乗って城山展望台へ向かいます。
カゴシマシティビューとまち巡りバスはどちらがいいのか迷う。
ところで、昨日ホテルに着いてから鹿児島の観光パンフレットを眺めて、一番困ったのはカゴシマシティビューとまち巡りバス、どちらを使えばいいかでした。鹿児島市内の観光地を巡るルートバスです。どっちも1日券を出している。どっちを選べばいいのか。
当然個別にパンフレットがあります。カゴシマシティビューは鹿児島市運営、まち巡りバスは鹿児島交通という民営。パンフレットを見比べても、どっちがどうだという違いがわかりにくいの。違いがわかりにくいということは、選択する際の判断材料がないということです。
わたしが理解した限りにおいて両者の大きな違いをまとめると、
カゴシマシティビューは1日券が600円。30分間隔。他に普通の市バス、市電にも乗れる。
まち巡りバスは1日券が500円。20分間隔。
ということがポイントでしょうか。あと細かい違いとしては、
まち巡りバスは行きのバスでは天文館の大通りは通らない(帰りは通る)。篤姫誕生地前というバス停と、鹿児島駅(注・鹿児島中央駅とは違います)のバス停はない。
かと思います。若干経路が違うわけですね。でも大雑把に言えばコースはほぼ重なっているので、仙厳園、城山展望台などにはどちらのバスも行きます。
わたしは市電が使えることを重視して、カゴシマシティビューを選びました。乗り降りしたバス停は城山と仙厳園だけだったので、運行間隔には20分毎と30分毎という違いがありますが、そこまで細かく刻む必要は感じませんでした。バスの時刻表を見てから行動すれば、30分間隔でも特に不便ではなかったです。
昼間の観光の後、夜ご飯の場所を探しに鹿児島中央駅まで行くのは市電を使いましたし。やはり旅行者にわかりやすいのは、路線がしっかり地図にも載っている市電や地下鉄です。
まち巡りバスを使うメリットのある方は、おそらくこんな方でしょう。
・ホテル近辺に市電が通っておらず、乗る可能性が低い方。
・西郷隆盛関連の旧跡を細かく回ろうとしている方。
たとえば、西郷隆盛像を見て、薩摩義士碑を見て、城山を見て、西郷洞窟を見て……というように、バス停1つ毎に乗り降りをするつもりなら、運行間隔が短いまち巡りバスもメリットが出て来るかと思います。もっとも、西郷隆盛像から薩摩義士碑に行く間に像や碑やらがけっこうありそうなので、この辺りはバスよりも散策の方がいいかなと思いますが。
あ、それからまち巡りバスの方にはフリーWi-Fiが使えると書いてありました。この部分にメリットを感じる方もいるかもしれません。登録制で、1回の接続は連続15分まで、1日トータル60分までとのこと。
カゴシマシティビュー。カラフルなカラーリング。
まち巡りバスの方も、西郷どんと篤姫(なぜかメガネ女子)のイラストで、そっちはそっちでカラフルらしいよ。
ほぼ同じコースで2団体がそれぞれ1日19便、27便も走らせるのなら、上手く案配して一本化出来ないものなんでしょうか。なんかもったいない気が。まあ今のままでも採算は採れているということなんでしょうね。
城山へ。
城山は西南戦争で西郷軍が立てこもった場所。
遊歩道もあったような気がするけど、どうだったかな。今は基本的に展望台ですね。あんまり「史跡」という感じではありません。
かすんだ桜島。
右手の木立の陰にさっき見た西郷さんの銅像があります。真ん中の洋風建築は中央公民館とのこと。
しばらく座っていました。観光客が入れ替わり立ち替わり来て、去っていく。
城山展望台は山のてっぺんなので、バスはここまで登って来て折り返すことになります。城山バス停の一つ前(と後)は西郷洞窟で、ここでも降りるつもりでしたが、……バスに乗ったままでも洞窟はちらっと見えたので、なんだかそれで満足してしまって、降りずに通り過ぎる。
城山展望台から西郷洞窟へ降りて行くという手もあるかもしれません。ただ相当高低差があり、道がどうだったか……。遊歩道でもあって、自分のペースで林の中を降りて行けるのであれば大丈夫かもしれません。でもバス通りしか通れないのであれば、あまり歩いてて楽しくない(あるいは危ない)かも。この辺は記憶にありません。
うーん。これからどうしようかなあ。実はこの辺りの歴史散策で今日一日使おうかなと思っていたのですが、バスに一度乗ったらこまめに乗り降りするのが面倒になってしまった。この時点で11:00。明日行こうかと思っていた仙厳園に今から行くことにします。
だいぶあっさり見ています。何しろ暑いのよ……。
前のページ:35.熊本にも小泉八雲旧居があります。
次のページ:37.仙厳園をじっくり。御殿も必見。