いろいろ徒然

◎これだけなら出来る!続く英語学習アプリ。

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あなたは英語力、上げたいですか?

わたしは上げたいです!わたしの英語レベルは、「話せないとは言わないけれど、自信満々とはとても言えない」という状態です。ゆっくり喋ってくれる人とはけっこう会話出来ても、早口だったり、方言があったりするとなかなか聞き取れませんし、文法も語彙もかなり貧困。

身もフタもない言い方になりますが、まったくのゼロから「聴くだけでペラペラ!」にはなりません。聴くだけで鍛えられるのは英語耳、しかもしっかり聴いた場合です。聞き流すだけだと右脳で音楽を聴いているのと同じ状態になって、言語能力としての蓄積は多分ない。

 

英語学習に王道なし。です。残念ながら。

なので、英語をものにするためにはきちんとした勉強が必要なのですが、……わかっているんだけれど、それをやりたくないから、「○○しただけで!」「30日で英語が話せる!」とかそういう惹句に反応するわけですよね。

わたしも出来るなら勉強したくありません。……出来ません。怠け者なので、英語の「勉強」なんてとても無理。

でもどんな形にせよ日々英語に触れていることは、やはり英語学習にとっては大事です。聞き流しをやっているだけでは飛躍的な英語力の伸びは期待できませんが、それでもやらないよりはやった方がいい。リッパな怠け者として、「勉強」を毎日やるのは無理だけど、日常の行為として小さな英語体験を繰り返すことはなんとか出来る。

 

 

日常で出来る小さな英語体験とは?

わたしがやったことがある(そして現在も思い出した時にはやっている)のは、以下の3つ。

英語の本を1日4ページ以上読む

BBCラジオを聞き流す

英語学習CD(TOEIC用など)を車の中で聞き流す

考え方的にはこういうことでいいと思うんです。聞き流すだけでは英語力が劇的に向上することはないけど、繋ぎをつけておくことは重要ですからね。「触れておく」のが必要最低限。「英語の勉強しようかな」と1000回言っても一歩も英語力は向上しないが、CDを1回聴けば一歩は進む。一日一回1円のクリックでも月に30円になる、というのと同様な意味で。

ただ実際のところ、上の3つは、わたしは続きませんでした。悪い方法ではないのでやってみて欲しいことではありますが、続かないということは(自分にとっては)負担感があるということですね。

思い出したようにやってもそれも1歩。なので必ずしも毎日じゃなくてもいいのですが、さすがにそれが3ヶ月に1回、半年に1回となると……やっぱりちょっと……ダメ……(汗)。

 

目指すは毎日出来るもの。

そういうものを経て、わたしがこの半年、毎日続いたものは英語アプリです。

いや実は、ガラケーからスマホにしたのがだいたい半年くらい前なんですよ。相当今さらなタイミングですが。(スマホを)使ってみて驚いた。スマホってなかなか面白いじゃないですか!ちなみにこういうブログを始めたのも、スマホを使い始めたことに遠因があります。その因果関係については、いつか語れる日が来たら。

スマホは、設定関係にはかなり苦労して、面白いだけではなかった。でもこれによって、新しいことを始める楽しさも久々にちょっと感じた。そしてだいたい使えるようになってから、なんだかだいぶ嬉しくなって(笑)、アプリを入れ替わり立ち替わり試しました。そういう時期、みなさんもあったでしょう?

面白そうなアプリを探している過程で、英語学習アプリというものの存在を知りました。……何しろ今までスマホを使ってないわけですから、そういうものの存在に気づいてないのですよ。わたしはずっとパソコン派で、パソコンにも英語学習のサイトはいろいろあるのですが、スマホの携帯性(密着感。お友達感といってもいい。)と、音(リスニング)との相性の良さはまた全然別のものだと思いました。

 

 

そして今のところ、3つのアプリに落ち着いています。

NHK WORLD RADIO JAPAN(リスニング)

Mikan(単語)

英語物語(長文読解)

この3つ。負担感のなさはわたしの折り紙付きです。ものぐささんでも大丈夫!何しろわたしが超ものぐさですから。そのわたしが半年続いているのだから実証済みです。

NHK WORLD RADIO JAPAN

言わずと知れたNHKが英語で放送しているラジオです。これの「PROGRAMS」がおすすめなんですよー。

NHK WORLD RADIO JAPANは「PROGRAMS」「LIVE」「NEWS」に分かれています。わたしは「PROGRAMS」専門です。これはなにかというと、読み物ならぬ聴き物、雑誌でいうところのコラムみたいなものですね。1日1つずつ記事が増えていきます。

時間的にはだいたい15分から20分弱くらい、最後の3分くらいが歌(多分全部邦楽)なので、実際にリスニングをしている時間はもう少し短いです。

 

 

記事の内容はいくつかのジャンルに分かれており、日によってランダムに変わります。

Plug-in Japan:現代日本についての紹介。

Meet the People:海外で活躍する日本人のインタビューやミニドキュメンタリー。

Reading Japan:日本の小説について。森鴎外や江國香織。全然聞いたことのない作家の場合も。

Easy Japanese:日本語学習者向けの番組。留学生の日常に沿ってワンセンテンスの勉強。

Let's Cook Japanese:日本料理について。

Friends around the world:お手紙と歌で構成される伝統的なDJコーナー。

などなど。

 

NHK WORLD RADIO JAPANのいいところ。

まず話すスピードがゆっくりめなこと。

BBCだとやはり容赦のない速さですが、こちらは少し手加減ありな感じ。発音は達者。厳密にはネイティブよりかすかに日本語寄りでしょうか。

話題が日本についてであること。

まるっきり未知のことを英語で聴いても全く見当がつかない場合もあるけれども、日本のことなのである程度目星がつけられる。なお、ここは評価が分かれるかもしれませんが、短いインタビューは日本語で録音されたもので、それにあとから英語をつけるので内容がだいたい把握できます。

分量がちょうどいい。

1日1つずつ増えて行くため、分量としてちょうどいい感じ。そしてうまく機能していると思うのが音声がだいたい8日間ほどで消えてしまうこと。消える前に聴こうという気持ちになります。そして3、4日サボっても時間がある時まとめて聴ける分量でもあるし、伸縮自在。興味のない記事は1回だけ聴けばいいし、興味のある記事は何回も聞けて理解を深められる。

これが例えば、音声が2週間残っている設定だったら、溜めすぎて聴くのが億劫になって途絶えてしまうと思うんですよね。8日というのはいい設定。

こういう要因が全て吉と出て、この半年、ほぼ全ての記事を聴けているのではないでしょうか。正直集中して聴いているというよりは聞き流しなので、そこまでリスニング力が向上した実感はないですが、触れているということが大事という割り切り。

 

 

Mikan(単語)

単語も大事ですよねー。わたしは若い頃、単語の大事さがよくわかっていませんでした。英単語帳なんかもあまりやった記憶がありません。たしか作りかけては面倒くさくてやめる、という繰り返しだった気が。

アプリだと作る手間がなくて楽ですね!(←しかし受験生諸君、「手を動かす」ということは相当に有効な記憶の手段なので、君たちはこの辺りで手を抜かないように。書いて覚えるというのが大事。)

Mikanは英単語アプリです。キャラクターがみかんで、この子がけっこう褒めてくれるので続きます(笑)。使い方はシンプル。英単語が出て来て、答えが4択で出ます。

無料部分だけでもけっこうなボリュームがあります。

何十個かあるカテゴリーのうち、この半年で無料部分をほぼ制覇したという状態になりました。一番ボリュームのある無料部分は「TOEFL英単語3000」というカテゴリーで、3000っていうくらいだから、これだけでも3000語。……あ、でもわたしは現在93%しか正答率を出してないので2700語くらい。

カテゴリーは1つのカテゴリー丸々無料のものと、最初のレベル1だけ無料のものとがあります。ここのところは、このカテゴリーに実際入ってみないと無料部分がどのくらいあるのかわからなくてちょっと面倒。

わたしは1日30単語を解くというデフォルトの設定のままで使いました。この数は変えることも出来ます。

知ってる単語の場合は30個なんかあっという間だけれど、TOEFL3000も後半部分になるとほとんど知らない単語になって、当てずっぽうで30個を答えるのはけっこう面倒になりました。でもこの頃には、一日30個が身についていたのでかろうじて何とか。

あ!カテゴリーの中に「GRE英単語1500」というのもありました。これで初めて知ったんですけど、GREって海外の大学院に行く人のための基礎学力を計るらしい。やー、さすがに難しいです。これはわたしはほとんど歯が立たないですねー。30%もいかない。

シンプルなドリルだけに何度も間違っていると何が正解かわからなくなる、という欠点はありますが、その欠点を補って余りある単語ドリルです。

あとちょっと楽しい機能が。自分の出身高校を登録すると、その高校の同窓生の中でどのくらいがんばって学習しているかというランキングが出るの。現役高校生や大学生にまじって、はるか昔の卒業生であるわたしが10位をうろちょろしているのを見るのは我ながら楽しいです。1人だけ、どうも同級生がいるようなんだけど、もちろんハンドルネームなので誰かはわかりません。気になる。

 

英語物語。

変わり種っていえば変わり種。英語学習を目的にしたゆるキャラゲームです。どっちかというと、ゲーム>英語学習 的なところがあるかもしれないが。ほんとゆる~い。

中学生である男女の双子が、浅草・雷おこしのゆるキャラである「おこしん」とともに47都道府県を回って、各地のゆるキャラを倒していくRPG。正答したら相手に攻撃出来る。誤答すると攻撃を受ける。各都道府県の豆知識も身につきます。

始め方が簡単なのがいいですね。あまり悩まずに操作できるのが魅力。実はわたしも半年使っていて、(ゲームとして)全部意味がわかってやっているわけではないけれども、そういう状態でも話が進んでいくところがいい。コレクター癖がある人は、ゆるキャラコレクションも魅力だと思う。

こんな外見ですが意外に考えて作られていて、学習機能としては、ストーリー(本筋)でreadingとlistening、戦闘で単語、熟語、一応文法(選択肢の範囲内での文法)、本筋以外のところで単語ドリルや間違ったところの復習機能も使えます。

わたしは、これは短い長文読解(←言葉に矛盾がある)の訓練に役に立ってると思いますねー。しばらく続けた後、洋書を読むのが少しだけ早くなった実感があります。2センテンス、3センテンスの文を興味を持たせつつ読ませるのに、こういう対戦ゲームっていいアイディア。

とはいえ、本筋を進めるにはだいたい15分くらいは必要。その15分のやる気が出ない時は多々あります……。正直に言うと本筋である戦闘シーンをやるのは4、5日に1度くらいかなあ。

その他の日は何をやっているのかというと、間違った問題の復習とか(24時間に1回復習するとイイコトがあるので)、単語ドリルとかをその時の気分で。ログインポイントを稼いでおみくじを引く、だけで帰ることもけっこうあり。この場合全然英語には触れていないわけだが、でもそのくらいゆるくいかないとわたしの場合は続かないです。

出席しておくだけでもOK、というシステムを作ってくれたおかげで、その4、5日に1度の長文読解が続いているのだから、作った人はえらい。

ちなみに英語物語のサイトはこちら。

ただしこちらで使われている文章は、だいぶ口語的。日本語は日本語で思いっきりくだけた表現なので、かなりの線で意訳です。このあたり気になる人もいるかもしれませんが、割り切れば使うメリットはあるんじゃないかなあ。

 

 

番外編:スタディサプリEnglish。

もう1つアプリを挙げます。これは本当にいいアプリだと思う。

すごく真面目に機能的に作ってあって、リスニング、ライティング、ディクテーション、発音などなど、これをマジメにやったら本当に英語の力がつくだろうなーとしみじみ思った。

そんなにいいアプリの何が問題かというと、……続かないんです!!

真面目にみっちりやるだけに「やるぞ!」と気合を入れないとできず。文字通り3日坊主で終わりました。やっぱり続かなかったら意味がないですからね。でもちゃんと続けられる人にはとてもおすすめのアプリです。ものぐさなわたしはちょっと出来ないけれども。

 

以上、ものぐささんでも続く英語学習アプリ3選でした。

NHK WORLD RADIO JAPAN(リスニング)

Mikan(単語)

英語物語(長文読解)

良かったら試してみてくださいね。

 

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