旅あれこれ

カンタベリーは素敵な町。修道院跡の緑の芝生と黄色いきんぽうげ。

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カンタベリーはカンタベリー大聖堂の門前町で、古くから巡礼地として栄えたところ。
大聖堂と修道院跡の遺跡と、城壁と可愛い町並みが今に残ります。
ロンドンからの日帰り観光にぴったり。

 

カンタベリーはこのあたりです。

 

カンタベリーへ行く場合は電車が簡単。

ロンドンからは、1時間の電車と1時間半の電車、2時間の電車があります。
本数が多いので行きやすいですね。1時間に何本かあります。
ただロンドンには出発駅が複数あるので注意。ヴィクトリア駅とチャリングクロス駅と
セントパンクラス駅の3ヶ所かな。出発駅を間違えると完全に乗り遅れます。確認は慎重に。

そして到着駅もカンタベリー東駅と西駅があり、路線によって違います。
わたしは東駅を利用したなあ。今気づいたが、町の西側はあんまり行かなかったかも……。

運賃は30ポンド前後。WEBで事前予約すると片道10~13ポンドくらいになるようですが。
でもWEBはねー。わたしは使ったことがないのでわからないんですよね。
当日窓口でチケットを買ったことしかないのでWEBの使い方は不明。

ただday return ticketを買うと片道ずつ買うよりずっと安くなるのは確かで、
日帰りの場合、窓口で買う時は「day return ticket,please」というのが必須です。

このサイトが参考になるかな?
こっちもかな。

 

長距離バスもいいかも?

わたしは使ったことがないのですが、コーチ(長距離バス)だとかなり値段が安いみたい。
これも事前予約かな。片道2時間で往復17ポンドとかがあります。
ネット予約だと最安値11.4ポンドかな。

曜日や時間帯や変更不可など、条件はいろいろあるようだけれども。
これはロンドン・ヴィクトリア駅の近くにある(ちょっと裏側のところ)、
長距離バス乗り場からの発着です。カンタベリーでも着くのは駅ではなくバス発着所。
変わっていなければカンタベリーのバス発着所は聖アウグスティヌス修道院跡そばなので、
観光のルートとして便利かもしれません。

 

カンタベリーの見どころ。

カンタベリーは大好きな町です。なんといっても聖アウグスティヌス修道院跡が!

聖アウグスティヌス修道院跡

修道院「跡」なので遺跡です。遺跡感がすばらしいです。周りはきれいな芝生だし。
春には黄色いきんぽうげの花と緑の芝生の対比がきれい。日本でいえばたんぽぽの野原みたい。
天気のいい時に訪れたいですね。この時は曇り空でした。

なかなか規模の大きい修道院だったらしく、教会の地下部分だけでもこの広さ。

 

 

あまり観光客がいないので静かです。昔の風景を想像しながらふらふらと歩く。

ここに聖アウグスティヌス(聖オーガスティン)が修道院を建てたのは西暦600年頃の話。
そこから1000年近く勢力のある修道院だったそうです。
暴れん坊ヘンリー8世が1538年に修道院解散令を出したことによって、
ここも土地・財産を没収され、宮殿に作り替えられてしまいます。

ヘンリー8世はカトリックと決別して英国国教会という宗派を作り君臨した人ですから、
勢力を持っていた修道院もがんがんつぶせたんですね。
日本で言えば本願寺や比叡山と敵対した織田信長とイメージが近いかもしれない。
織田信長は寺社勢力を覆せなかったわけですが。本能寺で死なず、長生きしてたらやったかも。

宮殿だった頃のことは想像できないなあ。
今残っているのが修道院の遺跡だから、そのイメージしか湧かない。

滅びしものはなつかしきかな。
空が広いです。ここもまた、いい風が吹く場所。

 

カンタベリー大聖堂。

カンタベリーといえば大聖堂。ここはカンタベリーに観光で行った人は99%行くところですね。
ここに行かずにどこに行く!というべきところ。英国国教会の総本山。大きな、美しい教会です。

境内に入る門が美しい。

 

 

町並みの中に唐突に出現する、この石造りのクライストチャーチ門は街によく溶け込み、
違和感は全くありません。
これは建築様式はバロックらしい……。バロックなのか。もっと古いものに見える。

大聖堂がこの町と共に歩んできた時間の流れを感じます。
こういうところが歴史ある町の魅力。

 

 

敷地も相当広いけれども、大聖堂がそれ以上に巨大なため、全体像を撮るのがとても難しい。
この写真はわたしが撮ったものではありませんが。ほんと、街中にある大聖堂なんですよね。

数百年に渡って建設されたため、建築様式は初期ゴシックと後期ゴシックが
入り混じっているそうです。
イギリスはゴシック様式の教会建築が目につきますが、カンタベリー大聖堂は、
イギリスで初めて採用されたゴシック式の教会建築だったとか。
そんなところも、ヨーロッパに近くその影響を受やすかったと思われるこのカンタベリーの
土地性を感じます。

 

 

端正な内部。この柱の集合体が繊細。
身廊は幅に対して奥行きがあり、高さも高い。森の中にいるよう。

ステンドグラスの美しさでも有名です。

 

 

 

 

下はヘンリー8世と彼に殺されたトマス・モア。の筈。

わたしはトマス・モアとトマス・ベケットを混同しがちなのですが、
カンタベリー大聖堂には、ヘンリー2世によって暗殺されたカンタベリー大司教だった
トマス・ベケットの墓があり、その墓が多くの人を惹きつけて
カンタベリーが大巡礼地になったそうです。

トマス・ベケットがカンタベリー大司教だったのは1162年から1170年。
ヘンリー8世の時代とは400年くらい離れている。同じヘンリーで同じトマスなのでややこしい。

ところで、「カンタベリーはチョーサーが書いた『カンタベリー物語』で有名です」
って多くのサイトに書いてあるけど、……「カンタベリー物語」自体が
そもそも日本では有名じゃないよね?わたしは読んだことないですよ。

設定としてはロンドンからカンタベリー大聖堂へ巡礼する人々のうち、
同じ宿に泊まることになった身分も境遇も全く違う人たちが、退屈しのぎにそれぞれの
知っている話を披露しあう……という話。
文学的な恋物語から、いたずらの話、不貞の話、宗教の話、など内容はいろいろ。

 


完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)

 

面白いかどうかは定かではありません。まあそんなに読みやすくはなさそう……

何しろ中世に書かれた話ですから。日本で言うと「徒然草」……よりは少し後。

 

「カンタベリー物語」をアトラクションにした「カンタベリー・テイルズ」という施設が
町の中心部にあります。この値段だと入らなくてもいいかなあ……という内容だった気が。

人形で「カンタベリー物語」のストーリーを語るという手法。
セットなどはなかなか作りこんでいるので、中世イギリスの雰囲気が味わえます。
面白くないことはないですが。人によると思うけど。

 

城壁の上を歩く。

カンタベリーは元々町をすっぽり城壁で囲まれていた都市で、今でも東半分は城壁が残ってます。
この城壁の上は散歩にいいですよ。地元の皆さんが多かった気がする。
ところどころにある階段で城壁の上に昇り、程よきところで降りる、気軽な感じ。
特に入場料などは必要ありません。

 

 

城壁そのものではないけど、城壁から見た風景。ここも良い風が吹く場所。

 

その他の見どころ。

〇がっしりした西門が今も残っていて素敵。

〇残念ながらわたしの目には入らなかったのですが、西門付近の川沿いは花がいっぱいあって、
とても素敵な公園のようです!次はぜひ行ってみたい!

 

 

〇ちょっとした観光ボートも出ているらしいです。
ハイストリートの橋の上が発着所という情報を見つけましたが川が2本ある。どっちだろう……。
短い距離で船頭さんがカンタベリーの歴史を(英語で)喋るというあっさりしたものらしいが、
7ポンドだったら乗ってみたいなー。

〇カンタベリー東駅の近くの城跡もいい遺跡。しかしわたしは中に入れるとは知らず、
外側からしか見ませんでした。一人だと中に入るのはちょっと不安という情報あり。

〇あとは町歩きと。お土産屋さんなどはつい入ってしまいます。
歩いていて楽しい町です。

〇お昼はパブですかね。フィッシュ&チップスですかね。
わたしはパブでガモン・ハムを食べました。
ガモン・ハムというのは、わたしが教えてもらったのは「分厚いハム」だそうですが、
定義としてはどうなのでしょう。食べたものとしてはハム・ステーキだったのだけれども。
海が近いところなので、魚介類もいけるかも。

〇図書館の外観がとても素敵なので見逃さないで下さい。

〇9月に行った時はたまたま「ホップ収穫祭」が開かれてました。
広場で、地元民のみなさんが伝統衣装風な(しかしアレンジはいろいろしている)
コスチュームで踊っている。
小さな女の子がホップの妖精的な仮装をして、みんなにホップを配ってるのが可愛かった。

2nd Saturday in September、9月の第2土曜日開催のようです。
ホップ収穫祭に行きたい方は、毎年日付が決まっているのかどうかご確認ください。

 

カンタベリーでは昔のイギリスの雰囲気が楽しめます。

カンタベリーは大聖堂あり、遺跡あり、可愛い町並みあり。
日本で例えればどこかなーと考えたところ、鎌倉と似た位置づけなんじゃないかと思いました。
東京ー鎌倉よりは移動に時間がかかるけど。

行きやすいし、一日回るのにちょうどいい大きさです。
ロンドンからの日帰り旅行の行先にはいいところがいろいろありますが、カンタベリーもその一つ。
おすすめです。出来れば天気のいい時にどうぞ。

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