旅あれこれ

◎六合夜市と蓮池譚の町。台湾第2の都市、高雄。行くのは意外とかんたん!

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数年前、わたしが初めて行った台湾で最初に観光をしたのが高雄でした。正確には台北の桃園空港に到着して、そこからすぐ台湾高速鉄道に乗って高雄へ行って泊まった。

高尾のホテルに着いたのが23時近くだったし、翌日は高雄から観光を始めたので、やっぱり台湾第一歩は高雄ですね。こじんまりとした街でした。

 

高雄は台湾のどこにあるの?

台湾島のだいぶ南の方。都市としては最南端といえるかもしれない。字面の印象だと台南市が一番南にありそうだけど、高雄の方が南です。

 

どうやって行くの?

〇直接飛行機で入るか、
〇台北に飛行機で入って、高速鉄道で南下するか、
どちらかです。

直接高雄に空路で。

日本から高雄への直行便は、……思っていたより本数が多い。

直行便がある空港は、とりあえず成田・関西・新千歳・沖縄・福岡。航空会社は十社近くあり。高雄って行きやすいところなんですね!

成田からの所要時間は行きが4時間半、帰りが3時間半目安。
関空からの所要時間は行きが3時間強、帰りが3時間弱目安。

わたしの好きなピーチ航空の場合、那覇と関空と成田からの路線があります。

台北-高雄間の高速鉄道

1時間半から2時間ちょっと。正規料金で買うと約1500元なので、日本円では6000円弱。物価の安い台湾にしては若干割高に感じるかな?

本数は1時間に2~4本くらいのようです。このくらい本数があるならいつ行っても大丈夫ですね。日本の新幹線と同じ型を使っているそうで、内部の雰囲気も日本の新幹線とそっくり。
快適です。

予約をすると最大で35%オフということもあるようです。台北-高雄間は台湾内では最長ルートの1つなので、日程が決まっているのだったら割引があれば2000円くらいお得になります。

台湾高鐡の公式サイト(≠台湾鐡道)

このサイト、何がありがたいって日本語対応しているところですね。あ、でも購入のページは英語か……。

わたし自身は事前予約も周遊券も使わず、普通に当日窓口に行って切符を買い、普通に乗ったという割引も何もない状態でした。

しかし今サイトを見たところ、外国人旅行者オンリーの周遊チケットが気軽に使いやすそうな雰囲気。

周遊券のページ。

台北-高雄の普通の片道を往路と復路で買った場合約3000元なので、周遊券はどれを買ってもお得な気がする。

〇台湾高鉄フレキシブル2日パス(2500元)

指定の7日間の間で2日間高鉄に乗車可能。なので、普通に往復するだけでもすでにお得。

〇台湾高鉄3日パス(2200元)

連続した3日間高鉄乗り放題。

これなら1日目高雄、2、3日目台中、3日目の夜に台中から台北へ戻る、という観光が出来るな。

〇台湾高鉄・台湾鉄道標準5日ジョイントパス(2800元)

これは連続5日の急行以下の鉄道に乗り放題+高鉄2回乗車可。

台北近辺であちこち電車で行って、高雄へ移動してそこを拠点にしてあちこち行って、という日程が組める。それでいて台北-高雄往復よりお得。いいですねー。

これはテンションがあがるチケット。

〇長距離バスという方法もあるそうですが……

5時間くらいというし、途中で休憩もないというし、わたしは無理ですね……。

 

高雄で実際に行ったところ。

わたしが高雄へ行った時には、高雄には2泊し、高雄は1日目と3日の午前中、2日目に台南を観光をしました。

高雄で行ったのは以下の場所です。

三鳳宮
美麗島駅
旗津地区

東帝士85ビル
六合夜市
愛河

蓮池潭

この他に台湾シャンプーを体験しました。上記のスケジュールだと、少し時間を持て余しましたね。1日前はちょっと気合を入れ過ぎて朝早くから動きすぎたー。午後は疲れてしまい、ホテルで夕方までうだうだしてました。

 

三鳳宮

道教寺院で、本尊はナタ太子。←毘沙門天の三男だって。建物の規模が大きく、装飾も凝っている。中国のお寺はみな同じように見えるわたしも、ここは見て面白かったなあ。高雄へ行ってお寺をどこか1つ、となれば間違いなくここ。

美麗島駅

世界的に有名な、美しいスタンドグラスの内装の駅。駅がアートっていうのはいいですね。ピアノ、コントラバス編成のストリート・コンサートに行き会いました。

旗津地区

高雄の海浜エリアです。フェリーに乗って行きます。あまり下調べをしないで行ったので、漫然と魚売りの台を見て、砂浜を歩いただけで帰って来てしまいました……。あ、あと市場と。

シーフードを楽しむ、砂浜を楽しむ、彩虹教堂で写真を撮る、打狗英国領事館へ行く、かき氷を食べる……もっといろいろ楽しめたようです。

ここまでで疲れてしまい、お弁当を買って帰り、いったんホテルへ戻りました。あとは夕方から夜のライトアップ狙いの場所だったので。

高雄85ビル

ひところは台湾一高いビルでしたが、台北の101ビルに抜かれました。夕景と夜景を見ました。現在はどうも工事中で入れないらしいです。

六合夜市

高雄の最大の観光名所かもしれません。昼間は普通に車が通る道路が、夜になると通行禁止になり、あっという間にぎっしりと屋台が並びます。規模も大きく、人通りも多い!

愛河

ライトアップをしているというので散歩がてら行きました。小さい観光船が出ていて、ある程度人が並んでいましたが、それ以外人通りは少なめでした。船にも電飾をつけているのは驚いた。行ったのが冬だったので、夏だとまた雰囲気が違うかもしれません。

蓮池潭

龍虎塔をはじめとする道教寺院が池の周囲を囲みます。キッチュさにミスリードされて、適当に見るだけでいいだろうと思ったら、ここはいいところでしたー。もっとじっくり見れば良かった。また行きたいところです。

 

次は行ってみたいところ。

下調べがだいぶ足りずに、あっさりした観光になった高雄でしたが、次に行ったら行ってみたいところが何ヶ所も出てきました。

三鳳中街

商店街というか、問屋街らしいです。乾物・ドライフルーツ・お茶・お菓子・スパイスなど種類豊富!こんなところがあったとは!

わたしが惹かれたのはお茶でしたー。茶葉の量り売りで、1台斤400元とか書かれているよ!
1台斤が600gだそうだから……格安!

ただ正直なところ、600gのお茶って相当大量です……。100gでいい。50gでもいいくらい。まあでもどさっと大量に売るから手間もかからず、この値段ってことなんだろうし。100gで思いのままに買えるのならば、1キロくらい買って帰るのだが。(そして1年くらいかけて飲む)

わたしは台北の迪化街はあんまりピンと来なかったのですが、ここには行ってみたい。干しシイタケも気になる。ドライフルーツもふだんはそんなに買わないけれど、安くておいしいならば買っちゃうよなー。

蓮池潭

次に行く時はぜひ蓮池潭を一周したい。西側の寺院はさらっと通ったけど、東側は通ってないし!

西側の寺院だけでも5、6か所。正直みんな「派手!」としか印象がないので区別はあまりつかないが、全体を台湾的キッチュの宗教テーマパークととらえれば区別がつかなくても気にならない。

寺院を見ながら池を1周するのに最低2時間くらいかかるそうです。ライトアップもきれいなんだって。近くに瑞豊夜市というところもあって、ここも行ってみたいので、……こんなに固まっていると歩き続けで死ぬだろうなー。

無理して全部通しで見て回ろうとせずに、交通費と往復の時間はかかるけれども昼は昼で蓮池潭を堪能し、一旦ホテルに帰って(あるいは別な日に)夕景・夜市を楽しみに出直すのが正解な気がする。

打狗英国領事館

旗津地区にある歴史的建造物。

レンガ造りの洋館で、眺めが良く、特に夕日が最高。中にあるローズガーデンというカフェではアフタヌーンティが楽しめる。

といういいことづくめの場所で、行かねば!と思うのですが、……相当登らなければならないようです。あと混んでるんだって。ここのプラスマイナスをどう考えるか。うーん。たしか前回も行こうかどうしようか迷って、相当歩きそうだから諦めたんだよなあ。

旗津彩虹教堂

中国語では、教堂=礼拝堂の意味だそうだが、このオブジェは宗教とは全く関係のないもので、結婚式を挙げるカップルが写真を撮る有名なスポットなので教堂といっているだけ。

まあ日本でも、今出来の施設にレインボウ・チャペルとかつけそうだしね……

カップルとかが多く訪れそうなところではありますが、そんなに混んでないなら行ってみたい。でも混んでるんだろうなー。

駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)

現代アートが並ぶエリアらしい。うーんうーん、元気いっぱいの時には見てもいいけど……現代アート、そんなに好きじゃないしなー。

お友達同士で行って「なんか変なのある~」と騒ぎながら見ると楽しいかもしれません。ここにもう一か所、お土産・グルメが集まった集客施設がつくと強いと思うが……

あ、アーティスティックなホテルがあるそうです。「ブリオホテル」。内装がすてきだそう。滞在客はお菓子とお茶がいつでも無料というサービスもあるそうです。これはわたしが泊まった別なホテルでもそうでした。台湾では一般的なのかな?

仏光山

見れば見るほど、仏教テーマパークといいたい仏光山。これって新興宗教の施設じゃありませんよね?

スローガンは「仏教の文芸化、仏教の映画化、仏教の人間化、仏教の国際化」。各施設のアトラクション感がすごくて、これは生半可な気持ちじゃ見切れないかも……。でも面白そう。仙台大観音に似たものを感じます。

敷地内にはレストランもあるそうですよー。なんでも400元で一皿盛り放題のビュッフェなんだとか。仏教のおひざ元らしく、メニューは精進料理。というか、肉なし。おいしいらしい。

存在自体が面白そうな仏光山。高雄駅からバスで1時間だそうです。敷地も広大だし、見どころもいろいろあるので、本気で見ようとすれば一日仕事になりそうですね。

美濃民俗村

客家(はっか)という民族の独特な文化の保存・展示を目的にした観光施設。客家料理のレストラン、擂茶づくりや紙傘づくり体験が出来るらしい。……が、客家の人々の伝統文化と、それ以外の人々の伝統文化の違いがそもそもわからない。まあ細かいことにはこだわらなくてもいいのか。

アクセスの方法があまりよくわからない……
高雄駅からバスで1時間半とあるので、高雄中心部から行けるのはたしかだと思う。これは事前にバスの時刻表を調べてから行かないと帰れなくなるパターンですね。

遠出をする際は帰りの交通手段の確認必須。これ旅人の心得。

 

台北よりものんびりしたい時に。

高雄は地方都市で、街の規模もコンパクト。町並みが日本に似ていて親近感が湧きます。海も近く、旗津地区へ行くフェリーは最も手軽な船旅。六合夜市は台湾の中でも指折りの規模だそうで、賑やかな夜市が楽しめます。

高雄に拠点を置いて、台南やさらに南の墾丁などに足を延ばしてみるのもいいかもしれません。
台北よりも若干物価もお安めです。

わたしは蓮池潭に再チャレンジしたいのと、あとは瑞豊夜市と三鳳中街へ行きたいですねー。仏光山に行くかどうかはじっくり考えます……

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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