東京・美術館/2024

3.青森は、最終的にりんごが救ってくれました。

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青森県立美術館&そこからの帰りのバスが大変すぎてテンションが大変下がっている。予定はほぼ終わり、あとは夜ごはんを食べて帰るだけです。こんなテンションのまま帰ることになるのか……。

 

A-FACTORYに行ってみます。

青森駅の極近に、A-FACTORYというオシャレなお土産処があります。お土産処というとイメージが違うのか。こじゃれていて、お土産物が並んでいて、カフェ?とジェラートショップと、飲食店が3軒入った商業施設。

期待値は高くなかった。わたしが買う気になるお土産はもっとベタな、いかにもご当地!という感のある小さなお菓子とかだもの。すでに三内丸山遺跡でお菓子も一箱買ったし、A-FACTORYはちょっと高そうなので、特に強い興味は持っていなかった。

まあ、夕暮れの風景はちょっと良かったですけどね。

で、中に入ったところ、――ジェラート屋さんがまだ営業中だったの!わーい!

元々このジェラート屋さんに行きたいと思っていたのよ。でも時間がネックで行けないはずだった。閉店時間の17時までには青森駅に戻ってこられないんだもの。

このジェラート屋さんに行きたい理由は、ここでは地元産のりんごを数種類ジェラートにしてくれていて、その食べ比べが出来るから。食べ比べにはかなりの確率で惹かれる。道後温泉でもみかんジュースの飲み比べをやったし。だがりんごのジェラート食べ比べのために三内丸山遺跡を早めに切り上げたり、青森県立美術館を切り捨てたりするのは違うと思った。……今となっては青森県立美術館は切り捨てても全然良かったのだが。でも行ったからこそわかるわけで。

諦めていたりんごのジェラートが食べ比べできる!うれしい!3種類のりんごのうち、1種類は並んでいた列の数人前で売り切れてしまったけど、それは良い。食べられたことが重要なのだ。

ジェラートではなくてシャーベット系だったから、まあね。わたしはしっかり乳脂肪分がある方が好き。選んだのは紅玉とジョナゴールドと地酒。地酒もあんまり濃厚ではなかったな。でも変わりソフトとか変わった味のアイスが好きなので満足でした。

その後、お土産を30分くらいかけて物色し。お菓子は三内丸山遺跡の売店で、ご当地米「青天の霹靂」のクッキーを買ったからもう良かったのだが、この他に、ついついりんごのタルトも買ってしまった。そしてパッケージに惹かれて太宰治の「津軽」のクッキーを買ってしまった。パッケージがアンティークなブック型だったのよ。簡易的だが。

3つも(安直な)ご当地お菓子を買って、ぜーたくだと思ったがまあそういう贅沢も良いでしょう。たまには。

 

夜ご飯は何を食べる?

「お食事処おさない」で食べたかったが火曜日定休。
「味の札幌 大西」で味噌カレー牛乳ラーメンを食べたかったが火曜日定休。
最後に残った希望、「味の札幌 浅利」へと向かう。

……しかしなんということでしょう!「浅利」に行ってみたところ、そこは臨時休業でした!
わたしと同じように最後の希望として「浅利」に来た人が何人か、諦めきれないように店の前でうろうろしたり、看板を撮ったりしている。ものすごく親近感を持ちつつ、――まあ結局食べられないわけだから、早々に店の前を離れました。

え~、どこで何を食べる~?

もう調べたりあちこち行ったりするのがめんどくさかった。朝からだいぶ長いこと歩いて、満員のバスにも乗って疲れてたしね。安直に短い時間で食べてしまいたい。ゆえに足はなんとなく駅の方へ向かい、見つけたのが「青森食堂」。駅ビルの中です。
いいか。ここでも。

ホタテの貝焼きなどもメニューにあった気がするけど、あまりみそ味が好きじゃないので、「源たれの豚丼」を選びました。源たれは青森県民のソウル調味料なんだってね?ほんと?わたしはそう聞いたよ。
それを美味しくいただきました。まあ予想を超えた味ではなかったが。

若い店主(あるいは雇われチーフ)の接客が心に残った。「この店って煙草は駄目なんだよねー?」と訊かれたことに対する受け答えが非常に上手だったの。

「すみませんー。禁煙なんです」
「近頃はどこでも禁煙だもんなあ」と客のおじさん。
「ですよねー。俺も吸うので淋しいんですけど」

特別なことは言ってないが、言い方かね。客に寄り添った言い方で、ああいう風に言われればいちゃもんをつけようがないよなと思いながら聞いていた。おじさんの方も言われて嬉しかったような感じだった。

クレーム、あるいはクレームに近いことを言われた時。言い訳をするよりも、とりあえず謝ってしまった方は、初動としては正解なんだよね。だが人間、自分に非がないことを謝るのは難しい。不快に思ったことに対して「お気の毒です」という共感を示す言葉としての「すみません」が言えれば人間の度量は大きいかな。わたしは小さい人間ですけども。

 

帰ります。

19:30に「青森食堂」を出て、20時前に青森駅から新青森駅へ移動です。
20:40に新青森駅から仙台行きの新幹線に乗る。
席はトレインデスクというのを取ってみました。

トレインデスク

パソコン作業・通話・WEB会議OKという席。どんなもんかと思って乗ってみたんだけど、――うーん、一長一短。
この時は人がぱらぱらっとしか乗っていなくて、視界に4人くらいしかいなかったからだいぶ静かだったけど、そうなるとキーボードを打つ音は若干気になったかな。WEB会議をしている人はいなかったが、いたら気になっただろう。混んでなければ普通の席でいいかなと思った。

こないだ東京に行った時は新幹線1時間半。青森から仙台へは2時間20分。
やっぱり90分と140分では当然ながら体感がだいぶ違います。90分はあっという間でも140分は長くてちょっと疲れた。はやぶさの早い便だと105分というのもあるんですけどね。今回は朝いちばん&最終だったのでどっちも140分。

 

青森市は。

正確には2度目なんだけど、1度目はアスパムしか行ってないし、ほぼ初めての青森市観光。
まあ行きたいところはほぼ行けたので満足。行きたくて行けなかったワラッセと八甲田丸は青森駅極近だから通りかかった時にでも行ける筈。……といってまた何十年も行けなかったりするかもしれないけど。

火曜日定休の壁に阻まれて何軒かの行きたいお店に行けなかったことと、青森県立美術館を気に入らなかったこと、ねぶたん号の裏切り(?)、など、思うに任せなかったことは多々あれども、三内丸山遺跡は良かったし、閉館前の棟方志功記念館に行けたことは良かった。海鮮丼も美味しかったし。

青森県は西半分を制覇したいんですよねー。

◎十三湖に行ってみたい!謎の中世の痕跡を探して。ルート検討会ですよー。

とはいえ、今年はキュンパスがあって来るつもりになったけど、例年だともっと雪があるだろうし、そこで観光はツライかなー。来年もしキュンパスを出してくれたら、今度は地方鉄道乗りまくりを目指してプランニングをしたいと思います。

 

◎北東北の地方鉄道、コンプリートを目指す。ルート検討会ですよー。

 

どうもありがとう、青森!

 

 

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