旅あれこれ

◎小笠原諸島に行ってみるとしたら。ルート検討会ですよー。<スケジュール決定>

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移動手段・観光地・ご当地グルメ・宿泊施設を見て来ました。ここで、いよいよスケジューリングに移りまーす!旅はこれが楽しいんですよね。

……今回の小笠原は、目下実際に行く予定はなく、机上で予定を立てるだけですが、備えあれば憂いなしということで。なお、全てのチョイスはわたしの好みに従って選びます。傾向としては、

〇貧乏旅行(少し予算を緩めに設定します。本当に行く時はもっとシビアだが)。
〇興味の方向性が地味。(ざっくりした言い方ですが……)
〇一人旅。

 

とりあえず、スタンダードコース。

小笠原への旅のスタンダードは6日間。船は一隻の船が6日か7日に1度の割合で出航します。船中泊2泊、島で3泊、島の滞在時間が(通常)76時間。

もっと長く滞在したい、という場合、船の本数が増える繁忙期なら9日間ないし10日の日程も可能。しかし繁忙期の折り返し運転が発生するのは年末年始とGW、7月下旬から8月末にかけての1ヶ月ちょっとの間のみ。

それ以外の時期は現地3泊の6日間か、あるいは現地10泊の12日間コース。12日間はなかなかの大ごとです。「6日間でしか行けない」と言われるゆえん。多分96.3%くらいの人がこの日程で小笠原を訪れると思います。数字に根拠はないけれども。

何月に行くか。

わたしはザトウクジラを見たいので、
そして南島にも上陸したいので、
暑い時もいやなので、
混んでいる時もいやなので、

行く時を選べるとしたら4月半ばにします。

4月でさえ亜熱帯の父島では、平均最高気温が23度、平均最低気温が19度ですよ。3月の方がいいかもしれないけど、春休みで学生さんが多いかなと。海水温はそこまで気にしないことにします。

1日目・仙台から竹芝埠頭まで。

仙台からは新幹線か夜行バス。

まあ11時の出航に間に合えばいいので、普通に新幹線でいいか。が、……でもふと気づくと近くに豊洲市場がある。夜行バスで行って、豊洲で朝ごはんを食べて、というパターンもありそうですね!

豊洲に行くとなると――
東京駅で有楽町線に乗り換え→豊洲駅下車→ゆりかもめ線で市場駅下車
なので、そういう時にスーツケースはなかなか大変です。市場駅でコインロッカーがあればいいけど。

スーツケースを何とか出来れば、豊洲で美味しいものを食べて、ゆりかもめ線に乗って、竹芝駅で降りればいいので動線的には素晴らしい。少し遠回りだけど。

父島へいくフェリー、おがさわら丸乗場へ。

乗場へは10:30までには着きたいですね。ハイシーズンでもなければ受付にそこまで時間がかかるイメージはない。しかし旅は早め早めの行動が平和に繋がります。時間ギリギリだと何かと判断を誤ることが多いんですよ。

豊洲でお昼の分のお弁当を買ってもいいかも!夢が広がる。

実際に乗ったことがないので、おがさわら丸については詳細はよくわかりません。探してみたらすごくいいページを見つけました。

たびんちゅさんの「おがさわら丸を快適に過ごすために」のページ

かゆいところに手が届くようなご説明ですね!大部屋のコンセントの位置も、船の混み具合によって大部屋と寝台を使い分ける説明も、酔い止めを飲むタイミングも、全部大事!実際に行く時は参考にさせていただきます!

寝ている方が船酔いしにくいとか、軽い船酔いでレストランで食べる元気はないけれどもお腹が空いた時のために、手元に一食分の食べ物があるといいとか、経験に裏打ちされた貴重なお話です。

おがさわら丸船内で。

11時に乗船の後、船内を歩き回って、わーい♪っていいながら見て歩いて、その後は和室なり寝台なりでねっころがっている自分の未来が見えます。

おそらく2等寝台を選ぶ気がするけど、そこに引きこもって睡眠をとるのか。わくわくして眠れないのか。そういう意味では夜行バスで東京まで行くというのはいい案かもしれませんよね。フェリーで思う存分寝られるし。

お昼ごはんは、今の気分ならば持ち込みで。外洋に出る14時頃から揺れて来ることが多いそうです。それまでは恐れずにレストランで食事も出来そう。でも乗ってすぐお昼時だから、レストランは混むかもしれませんね。

本は持ち込んでおきたい。タブレットで電子書籍が読めるように設定もしておくと安心。でもあんまり「暇をつぶさなければ!」と思いすぎない方がいいのかもしれませんね。あと何時間、と数えてばかりいるとむしろ時間が経つのが遅い。

天候が良くて、甲板に出て海を眺めるとか、船の散歩が出来れば5時間くらいはそこそこいけそうな気がする。

酔い止めは予め飲んでおくと思います。船に酔った経験はないんですけど、船が揺れたこともないしなあ。薬をのんだという安心感が船酔いを止めてくれる効果もあるだろうしね。

……実は、こんな暇な時間を利用してUNO大会をやりたいという願望がある。大学時代以来やってないので、6人とか7人とか、それなりの人数でやりたいんですよねー。UNOくらいなら、声をかければまったく見ず知らずの人々でも参加してくれるんじゃないだろうか。ただ声をかけるのは気後れするので、実現可能性はほぼありません。


ウノ UNO カードゲーム B7696

UNOってローカルルールも多いし、昔のUNOと今のUNOはルールが違うんですよね。それもハードルではある。点数計算の方法も3種類くらいあったりしてややこしい。

わたしの願望としては、船主催で船内にボードゲームコーナーを設けて欲しい。UNO・トランプ・人生ゲーム・バックギャモン(最近基本的なルールを覚えたので、これを誰かに教えて欲しい&やってみたい)などなど。

夕食は、混む時間帯を避けて、レストラン父島でとりたいと思います。美味しく食事が出来るように海が荒れないことを祈る。

2日目。予定通りなら11時に父島へ到着します。

早めに就寝して、翌日早起きして、日の出を見るなんていうのもいいですね。4月の父島付近での日の出は5時前後のようです。父島の周りではクジラが見られることもあるそうですが、朝早くでも可能性があるのかなあ。クジラは早起きなんでしょうか。

そして朝ごはんは7時から10時まで。眠かったら二度寝してからの朝食の方が混まないかも。その後、下船準備をさっさとして、デッキでクジラを探しつつ、到着を待ちます。海が荒れた場合はプラス2、3時間かかる場合もあるそうですから、荒れないといいなあ。

父島へ到着。

2日目の11:00、父島へ到着。おそらく宿のお出迎えが来てくれているはずです。

宿泊は多分、大村地区だろうなー。飲食店街に近いというのはやはり大きい。宿の1泊目は2食付き、2泊目、3泊目は朝食付きというプランで利用したいと思います。宿の料理も食べてみたいし、他の2回の夕食で、丸丈さんのカメ料理とチャーリーブラウンさんの洋食を食べたい。しかし洋食を食べている場合なのかという気もする。やっぱり2回とも島ものですか。カメ料理もお店によって味も違うでしょうし。

宿に行って、スーツケースを置きましょう。

その後、お昼ごはんをどこで食べる?島寿司さんで島寿司とカメ寿司のセットを食べる?それともハートロックカフェさんでサメバーガーを食べる?現地で食べたいものがある場合、早め早めにつぶしておくのが正解。食いっぱぐれたり、お腹いっぱいだったりして食べられないことも多いから。

その日の午後は。

ここで何らかのツアーに参加するというのもありなのですが、24時間の船旅の後ですから体力を回復したい気がします。到着日の午後を使って、歩いていける範囲の観光施設と展望台を歩こう。

小笠原ビジターセンター
小笠原世界遺産センター
Bしっぷ(商工観光会館)
小笠原海洋センター
小笠原水産センター
ウェザーステーション展望台
三日月山展望台

この辺を周ると落ち着きますねー。このうち小笠原海洋センターは若干遠いのですが、遠いといっても徒歩30分の道のりなので、ここはレンタサイクルなどではなく、海沿いの道を海を見ながらゆっくりと歩いていきたい。

ある場所に旅をしたら、出来ればまず地元を歩いて、方向感覚とか土地のサイズ感などを把握して観光を始めたい。自分の足で歩き回った場所が自分の場所になっていく。ホテルの周りとか。町の中心部とか。いわばマーキング。

展望台へは夕陽を狙って行きますね。日が落ちると暗い道になりそうなので気をつけて。ちっちゃい懐中電灯を持っていくとよさそうです。
夜ご飯は宿でいただくとしましょう。ご飯が美味しそうな宿を選ぼう。

3日目。上陸2日目。

イルカ・クジラ・南島。

丸1日、島にいられるのはたった2日です。この日はドルフィン・ホエールウオッチング&南島の1日ツアーに予約をしておきましょう。もしこの日のイルカが見られなくても翌日に希望を繋ぐために。

9時~16時くらいがツアー時間の目安。半日ツアーもありますが、1日ツアーだとクジラやイルカを探して、船であちこち行ってくれるらしいんですよね。見られる可能性が高まる。

天気が問題です。雨が降るのまでは何とか許容できても海が荒れたら嫌ですね。中止になる条件は詳しくは書いてありませんでしたが、ある程度波があっても催行するようです。酔い止め薬が役に立ちそう。

南島上陸は船の舳先から岩場に移るらしい……。スタッフの方が支えて下さるそうですが、怖がりのわたしは移れるだろうか。崖を登るらしいし、体力は大丈夫だろうか。数々の不安を持ちつつ。

ツアー代金は13000円くらいですかね。もう少し安い料金設定のところもあります。あ、お昼ごはんは自分で持ち込みらしいです。スーパーで買ったり、宿でおにぎりを作ってもらったり。

運が良ければ複数種類のイルカとザトウクジラを見られる様子。南島のあのビーチ、上陸出来るといいなあ。

夜ごはんは丸丈さんのカメ料理を狙う。

冒険の後のカメ料理。丸丈さんへ食べに行く。

お酒が飲めないこととて、こういうお店に行くのは非常に気兼ねする。通常は開店直後を狙うことで乗り切るのですが、こちらのお店は18時開店で、その頃に合わせてみんな集まってくるだろうなあ。

夜に入れなかったら、島を離れる日の昼食しかないかな。ランチでカメ料理が食べられるかどうか。

もし入れたら、カメの刺身・煮込・唐揚げ・雑炊……のどこか2つ、がんばっても3つがいいところ。アカハタの唐揚げもすごく美味しそうなんだよなー。トライしてみたいものをこなすには1回では足りない。

ずっと船に乗って疲れているでしょうから、早めにご飯を食べて、早めに宿に帰りましょう。

4日目。上陸3日目。

母島へ。

旅の折り返し地点です。あっという間ですね。

この日は母島へ行きます。父島と母島を結ぶ「ははじま丸」は、基本的に1日1往復。片道2時間ほどかかり、運賃は約5000円。

おがさわら丸の入港と連動したスケジュールなので、こちらのスケジュールもだいぶイレギュラーです。父島からの日帰り観光が楽しめるのは父島7:30発母島9:30着、母島14:00発父島16:00着の便の場合。1ヶ月で10日くらい、このスケジュールの便があります。今回はそのスケジュールにはまったと仮定します。

母島の4時間半は、……うーん、ガイドさんをお願いしようかどうしようか迷う。島内観光ツアーだとだいたい5000円が相場。レンタルバイクを借りるとして2500円から3000円。何も知らずに見ても「海がきれいだ」という感想しか出て来ないだろうしなあ。

ガイド付きツアーのいいところは、知らない知識が増えること。特に何も知らない小笠原の自然については、聞くこと全てが興味深いことでしょう。翻って悪いところといえば、ただ聞くだけで、そこからの思考の深まりが足りないこと。黙って一人で考えるということがないと、心が答えを出さない。

でも時間も短いことですし、ここはガイドさんを頼むことにします。自分だけで歩いた方が、狭くても深くその場所を知れると思うが、小笠原についての知識がほとんどない状態で回るよりは、この場合ガイド付きの方がいいと思う。

トレッキング・山登りのようなコースもありますが、島内観光コースは2時間半くらいが目安らしい。北か南か、集落から離れたところに連れて行ってもらって、集落の周りは自分で歩こう。

飲食店はほんの数軒といったところらしい。まあでも、おがさわら丸入港中なら、基本的には開店しているはず。念のため、非常食になりそうなお菓子なりなんなりを持って行く。

9:30に着いて2時間半の島内観光ツアーに参加して、お昼ごはんを食べて、集落を歩き回れば船の時間の14:00まで、きっとあっという間。また2時間船に乗って、父島へ戻ります。

ナイトツアーへ参加。

16:00に着いて、早めにご飯を食べてましょう。なぜかというと、この日の夜はナイトツアーに参加したいから。

ご飯はどこですかね。2度目の丸丈さんで前日食べられなかったものを食べるのか、島寿司さんで島&カメ寿司を食べるのか。島寿司さんは明日のお昼ごはんでもいいかな。

ナイトツアーというものには参加したことがありません。わたしの旅行先は都市部が多いので、ナイトツアーというとパブなどのはしごか、ホラー名所のようなところであまり食指が動かなかった。

小笠原のナイトツアーは星です(動植物の方向もあり。ここは要確認)。明かりの少ないところで見られる星はきれいでしょうねえ……。地元よりだいぶ南方なので、見える星空も普段とは違うはずです。南半球の星、カノープスが見たいなあ。

ナイトツアーは4000円くらいから。19:00から2時間~2時間半というところが多いようです。天気がどうですかねえ。小笠原は天気次第でずいぶん印象が変わるでしょうなー。

5日目。父島最終日。

この日の15:00に出航します。ということは、14:00くらいまでは宿に戻って、預けておいた荷物を持って、港には14:30までには着いていたい。

ここで……なんと!レンタルバイクを利用したいと思います!バイクなんて数十年乗ってないから、正直言えば不安ですが、交通量が少なく(中心部以外は)道路も広めで、のんびりしている小笠原であれば、少し慣らせば何とかなりそうな気がする。

だってわたし、一応小型自動二輪免許持ちだしね!免許的には125㏄のアドレスにだって乗れちゃうんだよ!……125㏄は教習所以来乗ってないけどさー。まあ50㏄で十分。昔は原付で1日30キロ走ってました。今ではとてもそんなことは出来ないが。

前日、母島から帰った後にバイクを借りちゃっててもいい気がする。そうすれば最終日、バイクで気まぐれに朝日を見に行く気になっても行けるでしょ?10時間借りるのも24時間借りるのも、金額的にはあまり変わらないんですよね。少し練習する時間があるのも安心だし。

その気になれば朝日を見に行きたいです。朝日だと、長崎展望台か旭平展望台かな?
多分その後、一旦朝食を食べに宿に帰ると思うけど。

父島南部へ。

宿で荷造りをして、荷物を宿へ預けて。最終日は島の南側を攻めます。……が、何しろ南部の拠点になりそうな小港海岸まで約8キロしかない。車で15分の距離。バイクでもそう変わらないでしょう。まあわたしは慣れないバイクでトテトテと走るので30分くらいかな。

行きは少し遠回りですが、山側の道路を通ってきましょうか。朝日を見なければ、長崎展望台、中央山展望台。初寝浦展望台に出来れば行きたい。この辺展望台に寄っていると、1時間くらいはかかるかなー。もっとかな。最終的には小港海岸へ。美しい浜。

小港海岸にしばし佇んで、波とたわむれたいと思います。たわむれるのは得意だ。世界のあちこちの海で足を海に浸して来ました。砂が付着したままの足で靴下を履いても気にならない性格に感謝。

小港海岸から中山峠展望台、そしてその先のブタ海岸へ行きましょう。キロ数としては1.5キロほどと、あまり恐れるに足りない印象なのですが、高低差が100メートルあり、けっこう歩きがいがあるそうです。特に帰りがきついらしい。まあこのくらいなら体力のないわたしでも何とか……。コースを歩く時は水をお忘れなく。

1時間くらいで往復出来るでしょうか。もう少しかな。9:00頃小港に着いて、1時間半くらい見とけばいいかな。バイクで戻って、南部におそらく2軒だけあるカフェでお茶でも飲みましょう。歩き疲れた体に休息を。

今度は海側の道路を選びます。心に余裕があれば扇浦、境浦の浜に寄りたい。

大村地区で名残を惜しむ。

あとは道なりに戻って来て、大村地区でお昼ごはん。

程良きところでバイクを返し、残りの時間は大村地区を歩いて名残を惜しむ。ご当地グルメで食べ残しているものもあるだろうなー。トマトとパッションフルーツは、それまでに食べられてなければ最後の手段として、生協で買って船の中に持ち込む。

宿にスーツケースを取りに行って。おがさわら丸のチェックインをして。船が父島を離れるのは15:00。

最終日、6日目。

15:00に乗って、ひと眠りして、少し遅めの晩ご飯になって、食べたら早々に寝る。
翌日目覚めて、朝ごはんを食べて、――そしてそれから15:00の東京到着までどうしましょう。ここが一番暇な時間帯かもしれませんねー。8:00から15:00まで。行きならば、先に待つ小笠原への期待感でわくわくしているけど、この7時間は多分暇。

撮った写真とか、旅ノートの読み返しとか、そういうことで時間をつぶすかな、わたしは。

海が荒れてなければ15:00に東京・竹芝桟橋着。そこからは東京駅に行って新幹線ですね。身軽だったら1ヶ所くらいどこか観光してもいいけど、スーツケースがあると行動が不自由なので、きっとそのまま帰ると思います。気分によっては夕飯を食べるかもしれませんが。19:00か20:00頃、仙台へ帰着。

スタンダードコースのスケジューリングをしてみました。

わたしが小笠原に行ったらきっとこういう旅になる、というものを考えてみました。人によってはシュノーケリングやスキューバダイビングなども入ってくるかもしれませんね。わたしも時間があればシーカヤックはやってみたいような気もする。カヤックをするのであれば、母島には行かずにカヤックでしょうね。でもせっかくここまで来たら、母島にも行きたいしなあ。

だいたいの予算はですねー。

東京までの往復交通費 20000円
2等寝台(往復) 63000円
4泊分の宿代 40000円
父島母島間の船代 10000円
レンタルバイク 暫定だが1日として2500円
イルカツアー 13000円
母島島内ガイドツアー 5000円
ナイトツアー 4000円
飲食代 1日4000円計算で24000円

およそ181500円。この他にお土産代などもかかるでしょう。

 

 

――が、わたしは思った。

 

 

3泊6日では小笠原を見た気にはなれない!

3泊6日でスケジューリングをしてみたところ、これではほとんど満足できないことに気づきました。ほとんど満足できないは言い過ぎか。しかしこれでは悔いが残る。

今まで小笠原について調べて来て、わたしが小笠原で一番したくなったこと。それは「船が出港中の小笠原を見てみたい」ということでした。

6日に1度、帰って来る船。その船には島の人や観光客、新鮮な野菜や肉、ネットで買った個人の嗜好品など、ありとあらゆるものが積まれてきます。実際には純粋に貨物だけを運ぶ船も月に2~3本あるそうですが。

その船が来ることはお祭りのはずです。週一の頻度ならお祭りとまではいえないかもしれませんが、「晴れの場」であると思う。人も増えて、物も増える。人通りが増えて、店も開ける。やはりそれは島の雰囲気に大きく影響すると思う。

では「晴れの場」ではない小笠原にはどんな空気が流れているのか。わたしはそれを感じたい。

というわけで、12日間コース。

ざっとプランニングするならこんな感じでしょうか。

1日目 東京11:00出発(船中泊)

2日目 父島11:00到着 連絡するははじま丸で母島へ (母島泊)

3日目 母島トレッキングツアー 南崎・小富士コース 7000円 (母島泊)

4日目 母島北部観光ツアー 14:00に母島を出て父島へ (大村地区泊)

5日目 レンタルバイクで父島めぐり2500円 15:00 おがさわら丸お見送り(大村地区泊) ナイトツアー 4000円

6日目 イルカ・クジラ・南島1日ツアー 13000円(大村地区泊)

7日目 シーカヤック1日ツアー 10000円 (大村地区泊)

8日目 11:00 おがさわら丸お出迎え (大村地区泊)

9日目 扇浦地区に移動 (扇浦地区泊)

10日目 宿にてシュノーケリング3000円&散策 (扇浦地区泊)

11日目 15:00 小笠原発

12日目 15:00 東京着

5日目におがさわら丸をお見送りしたい。6日目の大村地区の雰囲気を味わいたい。8日目のおがさわら丸のお出迎えもしたい。これを勘案すると、なかなか難しいプランになります。

24時間船に乗ってやっとたどり着いた父島から、すぐにまた船に乗って2時間かけて母島に行くのはツライのではないだろうか。出港中はもしかしてツアーは催行されないかもしれない。などといろいろ不備はありますが、とりあえず、こんな感じ。

今回のスケジューリングでは宿までは決めてはいませんが、大村地区5連泊は宿替えをしたい。ゲストハウスと民宿など、宿の種類を変えてみたい。

そして扇浦地区の宿は目をつけているところがあります。

小笠原で最も海に近い宿 小笠原ゲストハウス ロックウェル

こちらの宿が、本当に浜が目の前で。プライヴェートビーチと見紛うばかり。

ここなら、メガネを外すと何にも見えないわたしでも海に入ることが出来るのではないか。深いところは危ないから無理だけど、浅瀬で体をつけることくらいは。シュノーケリングの1時間講習があるところも魅力でした。ここは狙いたい。

プラン的には実質2日半くらいはスキマがありますね。ここを持て余すのか、のんびり過ごせるのか。つめこむ旅行をしがちなわたしは、自分がどういう風に過ごせるか、やってみたいです。

12日コースのだいたいの予算。

東京までの往復交通費 20000円
2等寝台(往復) 63000円
10泊分の宿代 100000円
父島母島間の船代 10000円
レンタルバイク 暫定だが1日として2500円
イルカツアー 13000円
母島トレッキングツアー 南崎・小富士コース 7000円
母島北部観光ツアー 5000円
ナイトツアー 4000円
シーカヤック1日ツアー 10000円
シュノーケリング3000円
飲食代 1日4000円計算で48000円

合計285500円。ツアー代をけちらない設定にしたからけっこうその辺にかかってます。およそ30万。実際にはもう少しかかるかも。

12日間コースの実現はなかなかに困難だと思います。12日間という部分をクリアしたとしても、この時間、この旅費をかけて行くのなら目的地を海外にしたくなるのではないか……。

12日は長すぎるね。本当は8泊10日くらいで行ければベストだと思うのですが、船の間隔的にそれは無理。あ、無理ではないですが夏休みとGWでしか実現しないプラン。その辺は混むので……その時期に行くことはないかなあ。

 

そして、おがさわら丸のお見送りが泣けるんですよ……。

最後の最後になってしまいましたが、小笠原諸島関連で一番心が動いたのが、おがさわら丸のお見送りのシーンなんですよね。これはyoutubeでいくらでも出て来るので、いくつか見てみてください。

民宿の方や子どもたち、港で働いている方、大勢の人々が埠頭で手をふる。太鼓を叩いて見送ってくれる。島の人たちは「いってらっしゃいー!」と大声で叫んでくれる。盛り上がった時は埠頭から海へダイブしてくれる。(危なくないのか、とハラハラする……)

そして船。観光船なのか、漁船もいるのか、多い時には十隻近くも、おがさわら丸にしばらく並走してくれる。その雄姿がかっこよくて、切なくて。そして時々、船から人がダイブする。(危なくないのか……)

この船が、島の人々にとってどんなに大切なものか。船が運ぶ、人、物、全てが島にとって大事なもの。だから船を見送る時は行ってらっしゃいと叫ぶ。さよならではない。わたしたち観光客は当然のように「東京から出航して、また東京へ帰ってくる」というけれども、島の人たちにとっておがさわら丸が島にいない時は「出港中」。船は島へ帰って来るもの。帰ってこなければならないもの。

行ってらっしゃいは、無事に戻ってくるようにとの祈りの言葉なんだ。行ってきますは必ず無事に戻って来るという約束の言葉なんだ。

長く柔らかい汽笛。船が北へと出航する。

 

憧れの小笠原。になっていました。

実際に行くとなったらかなりハードルが高い小笠原ですが、ものすごくいいところのようです!全然知らない旅行先でしたが、調べた結果、とても惹かれています。

これは12日間コースで行きたいですねー。そうでないと船のお見送りが出来ないんですもの。見送られるだけじゃなくて、自分が見送る立場になってみたい。

以上、小笠原諸島のルート検討会でした。かなりがっつり。

 

 

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