旅あれこれ

五稜郭そっくり!誰も知らないナールデン in オランダ。

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アムステルダムから電車で30分のところに、ナールデンという小さな町があります。

日本ではあまり知られていないようですね。
この町の特徴はその町の形。

こういう形って何を思い出しますか?
そうです、函館の五稜郭です!ちなみに五稜郭はこんな形。

きれいな星型ですね。

これらは星型要塞、あるいはイタリア式要塞という名前の防御施設です。
大砲などの火力を防御するため、死角を少なくすることを目指して発達したそうです。
実は世界中にこんな形の星型要塞はたくさん点在しているらしい。
五稜郭にそっくりと言いましたが実は逆で、
五稜郭は榎本武揚が直接このナールデンを参考にして作ったとか。

 

自転車の2人乗り。

ナールデンには心温まる思い出があります。

ナールデン駅から町の中心部までは約2キロ。
バスもあるらしいですがわたしは歩きました。
……というか、歩こうとしました。が、道に迷った。

当時はGoogleマップなんて無い時代。
鉄道駅にはツーリスト・インフォメーションはなかった。
駅前の地図を眺めて、よし、こういってこういけば中心部!と道を覚えて歩き出すと、
しばらく行ったところで道が行き止まりになった。
通行人に道を訊こうとしても通行人がいない。困りました。

そこへ自転車に乗った女の子が信号待ちで止まった。当時高校生くらいかと思われる。
この人を逃しては!と思い道を訊く。
そうすると彼女は、
「うーん……遠いよ」という。

おそらくこの時点で目的地まで1キロちょっとはあったかと思われます。そして、
「後ろに乗る?」と言ってくれる。
「えーっ、いいよー、わたし重いし!」とエンリョしたところ、
彼女はちらっとわたしの体積を値踏みして(あえて体重とはいうまい……)
「多分大丈夫だと思う」と言って中心部まで乗せて行ってくれました。

わたしはコワガリで2人乗りの経験がなかったので、人生最初で最後の2人乗りです。
……って、今まで全く気づかなかったが、日本だと2人乗りって道交法違反ですか?
オランダでも2人乗りって違反?

心配になったので調べてみました。オランダでは2人乗りは違反ではないらしいです!

落ちないかどうかドキドキしながら乗っていた気分を今でも思い出します。
彼女は覚えているだろうか。はるか昔に、道に迷ったアジア人を乗せてくれたことを。

 

 

ナールデンは小さな小さな町。

メインストリートといっても5分で端から端まで歩けてしまうような
本当に小さな町。しかし中心部は歴史的。

これは市庁舎です。こんなに小さな町なのに立派なルネサンス様式の建物。
絵に描いたようなオランダの建築という気がする。屋根というか、正面部分の
カクカクしたところが。
この町は昔、繊維業で栄えたそうです。市庁舎が建てられたのが1601年。
ほぼ関ケ原と同じ頃。

 

こちらは栄えた頃よりおそらく古くからある教会。ゴシック様式だそうです。

雨が降り始めた中、カフェに入りました。Sans Doute。
今見ると、Googleマップに載っています。まだお店が続いているんですね。

紅茶を頼んだところ、ガラスのカップにお茶請けのプチシュー、チョコレート、
スティック・シュガー。肝心のお茶が出てこない。
「お茶は?」とお店の人に訊くと、スティック・シュガーだと思ったものが、
お茶なんだって。そういわれて粉末紅茶を出すなんてカフェの風上にもおけないと
内心思ったところ、それも間違いでスティック式のティーバッグ!びっくり。

スティックをそのままお湯に(外装ごと)立て、紅茶の葉が開くのを待つらしい。
よく見るとスティックには小さな穴がいくつも開いていて、
そこから紅茶成分が外のお湯に浸透するようだ。

お店の人の様子から説明不要なほどオランダでは浸透した商品の様子。
わたしはおっかなびっくり言われた通りにやってみて、
まあ紅茶色の液体になったものを飲んだのですが、

「紅茶はぐらぐら煮立ったお湯で茶葉をジャンピングさせて美味しさを引きだす」と
叩きこまれた身には、どうも釈然としない飲みものでした。
ビニール(アルミ?)をお湯につっこむというのも抵抗がある。

ふと思い立って検索してみたところ、楽天市場で売ってた!

 


スタイルスティック ティーアソート 無糖 6本入 2セット

オランダ生まれのスタイルスティックという商品だそうです。
目新しいし、簡単だが……。ここまで来るともう粉末でいいんじゃないか。

 

その後ユトレヒト門の方へ廻ります。

ユトレヒトの方向へ行く道の門だからユトレヒト門。
デコラティヴだが堅牢な門で、日本の大手門のような防御性も感じさせます。

女の子の自転車に乗せられてこの町を外から眺めた時に、しっかり「砦」の
雰囲気が残っているのに感動しました。五稜郭も残っているけど、
五稜郭が城塞規模なのに対して、ここは町が丸々要塞でやはり規模が違うし、
堀にしっかりと水が張られているのが美しい。

ユトレヒト門から堀に浮かぶ防御堡まで道が伸びています。
防御堡は、日本でいえば出丸(真田丸のような)のようなもの。
この辺りは並木道で散歩にぴったりですね。ダックスフントを散歩させている人も
いました。

そこから車道を見ると……これがとてもコワイ。

おそらくは近代になってから車の通行のために作られた道路だと思うのですが、
これ、こわくないですか。ちょっと間違うとそのまま堀に突っ込んでしまう。
もし夜で、初めて来る道だったらと思うと。
自分が運転することを考えてウゾウゾする。
片側1車線分の幅は十分あるとしても、ガードレールくらいは欲しいなー。

景観を重視してこうなっているんでしょうが、交通事故は起こらないのでしょうか。
コワイから逆にみんな慎重に運転するでしょうけれども。

 

ナールデンはアムステルダムからの日帰り観光におすすめ。

わたしはナールデンに3時間しかいなかったので(15:00頃着いて18:00頃帰った)
表面をさくっと見ただけですが、それでも楽しめる町でした。
アムステルダムからすぐなので都会観光からちょっと気分を変えたい時には
ベストスポットだと思います。

観光施設としてはオランダ要塞博物館と、市庁舎、聖ヴィトゥス教会、
えーとえーと昔、武器庫(アーセナル)だった場所を改装してショッピングエリアにしたアーセナルとか、そんなもんしかありませんが、逆にいえば何もなさが魅力の町です。

天気のいい日に今もきちんと整備が行き届いている稜堡をいろいろな角度から眺めたり、
小さくておしゃれな街並みを歩いたりするだけでとても楽しいと思います。
わたしが行った時は残念ながら雨模様でしたから、ぜひ天気のいい時に訪れてみてください。

 

ナールデン散歩の動画。

撮った方は一般人のようですね。
自分がその場所にいるような気分になります。

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