いろいろ徒然

◎「義務」としてのガーデニング。最初の一歩はホームセンターではありませんでした!

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ガーデニングって、お花好きな人が「趣味」で行なうイメージがありますよね。広いお庭に自由に植物を植えて、優雅にお花を咲かせる。「手入れが大変で」なんていいながら隠し切れない達成感。

――でも世の中にいるのは、そういう人ばかりじゃないと思うんです。必要に迫られて、特にやりたくなくてもやらざるを得ない。そんなガーデニングも多いんじゃないかと。

これからの話はわたしと同じ、園芸についてほとんど何も知らなくて、それでも「義務」でガーデニングをやらなきゃいけない方に向けたお話です。

 

花は好きだけど虫はキライ。そして何よりめんどくさい。

わたしは花は好きなんですよ。切り花はたまに買いますし、ダメだと思いつつ鉢物を買ってしまうこともある。なんでダメかというと、わたしは地植えにしないので、鉢物を買っても大多数は結局死なせることになるから。

ガーデニングはいい趣味だと思います。土いじりが好きなら。
でも土に触るということは、虫とは縁が切れませんよね?――わたしにとってはそれが最大の難点です。虫の中でも特にアレが嫌ですね。台所に出るアレじゃなくて、庭の枝の間や油断すると家の天井付近でユラユラ揺れているアレ。映画なんかでも唐突に登場することがあって、「アレが出て来るなら先に言え!」と映画館の暗闇の中で絶叫したくなります。

あとはまあ、単純にめんどくさいですね。ガーデニングは永遠にしゃがみ作業。もちろん、作業台などをしっかり作られている方はいらっしゃいますが、そういう方はガーデニングガチ勢でしょう?わたしなんかはとてもとても……。そもそもなるべくはやりたくないのだし、最小限の努力できれいになっていてくれるならそれが一番いい。

というわけで、「なるべく手をかけず、見た目が悪くない庭」を作るために、本腰を入れて考えてみました。……すみません、今のところまだ考えている最中です。つまり実作業はまだ。でも実作業に入る前に考えておくことは実はたくさんあると思う。

 

何も知らずにホームセンターに行くのは間違いでした!

みなさんはガーデニングをしようと思った時、最初に何をしますか?
一般的に、ホームセンターや園芸店に行って苗選びをしますよね。そして買って帰って来る。でもこれが間違いだったんです。

植物を買いに行く前に情報を得ておくのが大事。
まずはネット上で、「自分の目的に一番フィットする植物は何なのか」をじっくりと探しましょう!

事前知識なしに植物を買いに行くのは、マッチングアプリでプロフィールを全く見ずに会うようなもの。

わたしは今まで、まずホームセンターの園芸コーナーに行っていました。「良さそうなの何か買ってきて」と家人に頼まれたりしていた。そして気に入った植物を買おうとして……そこで困難に突き当たり悩む。

いったい何を買うべきなのか。

普段から、特に用がなくても園芸コーナーは覗きます。花を見るために。でも置いてある植物は、年間通して考えるとあんまり代わり映えしないんですよねー。

パンジー・ビオラ。
プリムラ。
ペチュニア。
マリーゴールド。
シクラメン。

これらにちょこちょこ、ニチニチソウやポインセチア、ペンタスなども加わる。……ということの毎年の繰り返し。

花は好きだが。
パンジーもビオラもプリムラもペチュニアもシクラメンも可愛いと思うが。
……しかし長年見て来て、飽きているのも事実。これらをうちに連れて帰って庭に植えたい!と思うかというと、実はそこまで思えない。

それに加えて値段の問題も出て来るじゃないですか。たくさん流通している花は値段の安いものが多くて、1鉢98円とかで売ってます。でも変わり咲きや新品種は若干高くて、298円とか398円とかする。

98円×10個で1000円。
398円×10個で4000円。

新品種は可愛いものが多いし、従来種よりはこっちに食指が動くけど、……でも4倍の価値があるか?と思うとなあ。

花は好き。
→でもビオラ(やプリムラやシクラメン)は飽きている。
→しかし珍しい花はたいてい一番いい時期から外れている&700円800円がザラ。
→じゃあビオラの新品種を1鉢か2鉢、あとは従来品のビオラとニチニチソウ……。

こういう思考回路になります。そしてそんな選び方をしていると実は全然楽しくない!

コスパで物を買うのは基本的には好きなのですが、植物という嗜好品にまでその見方を適用するのはお勧めしません。わたしの場合、ガーデンニングは必要に迫られて行うことなので、コスパは重要な要素ではあるけれど、でもコスパを最優先にするとそれこそガーデニングが単なる「作業」になります。少しでも楽しい方がいいじゃないですか。

だが「買いたいと思うほどの植物が見当たらない」時は?

 

「花を決める」のには、インターネット上での情報収集がおすすめでした。

植物は生き物だから、なんとなく対面で買いたいという気持ちはありますよね。はっきり意識してなくても潜在的に。

でも、インターネット上で花を探すのはとてもいい方法であることにようやく気づきました。その理由は、

作りたいスペースの条件に合わせて広い範囲から探せる。
植物の性質ごとに探せる。
多種多様な花を見られる。
一番いい時の写真を見ながらイメージ出来る。
じっくりゆっくり見比べられる。

これらは店頭では実はなかなか難しいことです。お店の人が親身になって相談にのってくれればたどり着くことも不可能ではないかもしれないけど、ホームセンターの人がお庭づくりの相談にどこまでこたえてくれるのか心もとない。それは大なり小なり園芸店の店員さんにも同じ不安を感じるし、何種類も買うなら相当の時間もかかる。そもそも店員さんのチョイスは自分の好みではない可能性も高いわけです。

せっかく植えるんだったら好きな植物を植えたいですもんね。ネット上なら気のすむまで、何日も何日もかけて納得出来るまで探すことが可能。

 

自分の条件に合う植物をある程度絞り込みましょう。

作りたいスペースの条件――何を作りたいかは、人によっていろいろですよね。

玄関周りを飾りたい。
裏庭の見た目が悪いのを何とかしたい。
雑草が生えて来て困っている。
隣家との間に目隠しが欲しい。

などなど。

検索で調べればいろいろな記事がヒットします。これらの記事をキーワードで追っていく。
複数の記事をなるべくたくさん見た方がいいですよ。1つのページで「この植物がぴったり!」と運命を感じても、別なページでは意外な欠点が紹介されてたりします。また、最初に見た時は写真にピンと来なくても、別なページの写真で一目ぼれすることもあり得ます。

ある程度関連記事を読んでいくと、「私に必要なのはこんな植物」「こういうタイプが好き」などがだんだんわかってくるでしょう。ちょっといいかな、と思った植物名や品種を控えておくことをおすすめします。インターネット上でならコピペで出来ますし。

そのうち、何度も目にした植物名を覚えるでしょう。わたしは最初、タイム・ロンギカリウスやリシマキア・ヌンムラリア・オーレアなど、まるで呪文のようでさっぱりわからなかったのですが、いろいろ調べているうちに名前と花が一致するようになりました。こういうのは店頭で一度見るだけでは多分覚えられない。

 

現時点で、おすすめのサイトはこちらです。

ある程度植物の候補が絞れて来たら、実際に購入できるサイトでその植物を探してみるのがいいと思います。まずはとりあえず探すだけ。

わたしの現時点での(データ収集のための)おすすめはこちらのお店。

おぎわら植物園さん(楽天市場)


プリベット ‘レモン&ライム’

こちらをおすすめする理由は、

〇一覧で見られる植物の写真がきれい。
〇1つの品種に対して花だけではなく複数の写真を載せてくれているので、花期以外の姿も確認しやすい。
〇植物データの項目がものすごく豊富。←これが大変ありがたい。
〇取扱い植物は数多いけれども、全部に一応目を通せるくらいの規模感。

出来る限り情報収集した上で取捨選択をしたいわたしにはぴったり。

実際に買うことになったらこちらのお店を利用する気満々ですが、しかし今のところ実際に利用したわけではありません。まだ買ってないの。でも口コミの評価は相当高いようですよ。しっかりしたきれいな苗を送ってくれるようです。

わたしがこのお店に出会ったのはここ1ヶ月弱くらいのことで、年間を通して、こういうネット上の園芸店がどういう動きをするのかよくわかっていません。おそらくですが、一番品ぞろえがいいのは春秋だと思われます。現在は気温的にまだほぼ夏だから、仕入れが多くあって売り切れが解除されるのは10月あたりかと。

(ほぼ毎日)わたしが見守っている間にも、売り切れが解除されてしばらく経ってまた売り切れになったものも散見されます。そういう動き方をするのでしょう。出たりなくなったりを短いスパンで繰り返す。

この部分はネット上のお店の歯がゆい点かもしれません。実店舗なら目の前に実物があって、欲しいとなったら確実に買えるのに、ネット上のお店は、なんだったら売り切れの植物の方が多いくらい。

なので、欲しいものは出てる時にさっと買ってしまうか、逆にゆったり構えて次の機会を待つかですね。おぎわら植物園さんの場合は注文時は1回2000円以上まとめてしか受付出来ず、送料は850円。送料がかかるとなると1回の注文で全部を済ませてしまいたいと思うものですが、欲しいものが全部ある、というのはおそらく難しいと思われます。

今回秋に注文して、半年後の春にもう一度注文して揃えるくらいのつもりでいるといいかもしれませんね。

 

ネット上で調べる大きなメリット、もう一つ。

メジャーなECサイトだと楽天市場かAmazonですね。植物については楽天市場の方が品数が豊富のようだ。

楽天市場で植物を見ると、お気に入り商品で管理できるからすごく楽ですよ!写真で見られるから一目瞭然だし!気に入った植物が並んだお気に入り画面は本当に楽しくて、眺めてて飽きない。

でも気に入り商品がたくさんある人は大変だなあ。ジャンルごとにお気に入り商品を分けてブックマークできるようになればもっと便利ですよね。楽天市場さん、考えてみたらどうでしょう。

 

なお、覚えた植物については店頭で検討出来るようになります。

全然知らない状態だと、実店舗に行っても植物が多すぎて取捨選択はほぼ出来ないけど、欲しいと思って覚えた植物は比べることが出来るようになります。そうすると実店舗に行く意味もありますよね。

ネットで見たロニセラ・レモンビューティがとてもかわいいと思い、これにしよう!とほぼ決意したのに、実店舗で実物を見たら、プリベット・レモン&ライムがすごくきれいで!条件にあうのはロニセラの方だけど、でもこの可愛さなら。条件が少々劣るとしてもプリベットが欲しい……という気持ちになってしまいました。
ただプリベットにしてもロニセラにしても、店頭で見た時期はベストシーズンではないように思う。そうなるとちょっと難しくなる。他の店も見たくなる。

ここまで来ると、義務だったガーデニングもだんだん夢が広がって来るんですよねえ。

 

眺めているとだんだん欲しいものが増えてくる……

わたしの当初の目的は「冬でも若干見栄えがするスペースを、なるべく手間がかからないように作る」だったのですが、下調べをしていくうちに欲しいものばっかりになってしまいました!

といっても、虫が嫌いなところもめんどくさがりのところも変わらないので実際に購入することになったら、もう少し慎重に考えます。欲しいもの全部植えていたら絶対破綻する。この選択に今後苦労することでしょう……。

以上、ガーデニングの第一歩は実店舗よりもネットで下調べをするのがおすすめ!というお話でした。植え付けは春秋がいいようですよ。必要に迫られてガーデニングをしなければならないみなさん、一緒にがんばりましょう。

 

 

 

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